野菜ソムリエコミュニティー岡山

岡山の野菜のソムリエ有志で作るコミュニティです。
野菜・果物の素晴らしさを学び、伝えることを目指し活動しています。

桃の袋かけ体験交流会~浅原園芸組合×岡山学院大学~

2015-06-07 | コミュニティ活動

みなさまこんにちは。

岡山県も梅雨入りしました。

雨マークが増えそうですが、農作物の成長にも雨は必要です。

 

さて。

去る5月31日(日)に、

管理栄養士を目指して勉強中の「岡山学院大学」の学生のみなさまと、

わたしたち、野菜ソムリエコミュニティ岡山の仲間たちが、

倉敷市の浅原地区でもも・ぶどう等を生産している浅原園芸組合さんにお世話になり、

桃の袋かけ体験交流会を実施しました。

 

総勢50名くらいが集まり、9月に収穫できるという新品種の「恵白(めぐみはく)」という桃に袋かけ♪

 

恵白に袋かけをするのは今年が初めてですが、かれこれ4年目になるプロジェクトです。

 

 

ゴルフボール位の大きさの実に、一枚ずつ袋かけ。

今回かけた袋は内側が黒くなっていました。

光を通さないようにして美しい白桃に仕上げるため。

他にも虫や病気の被害を防いだり、

強風などの自然災害から守ったり、

防除(農薬散布)の回数を減らしたりする役割もあります。

袋にもたくさん種類があって、品種によって使い分けられています。

 

 

1本の樹で2種類の袋をかけて、仕上がりがどうなるか実験。

浅原園芸組合長様です。

オレンジ色の袋は収穫の何日か前に外されるそうです。

どんな差がでるのか、興味津々ですね。

 

 

学生の皆さんも、初めて体験する袋かけ作業。

野菜ソムリエさんも初めてだったり、1年ぶり♡だったり。

やいのやいの言いながら、時には黙々と、1時間30分ほど作業を楽しみました。

 

 

作業を終えての感想では、「楽しかった」という声も多聞かれる一方で

「農家さんの苦労がわかった」とういう声も。。。

確かに1枚ずつ、上を向いて袋をかけていく作業は、首も痛くなるし、日焼けも気になるし、ずーっと立ちっぱなしでしんどいかもしれません。

実際の農家さんはシーズン中は朝から晩まで、毎日、毎日この作業をしているわけですから

大変、苦労、ということを感じられたのかもしれません。

 

でも、実際の農家さんは、というと。

まったく苦労していない、というとウソになるかもしれませんが、

みんなが苦労と思っていることを苦労とは思っていない。

苦労をはるかに超える喜びがあるからかな、と思いました。 

 

実際に、浅原園芸組合の皆様のお顔は生き生きされてたように思います。

天候に左右されたり、作業中にけがをしたり、どうにもならないこともあるかと思いますが

自分の子供を育てるように、大切に大切に育てた作物を

おいしい!と言って食べてくださるお客様がいる。

もちろん、そこには収益が伴ってこそだと思いますが、

今回の袋かけ体験では、袋かけの他に、大切なことを考えさせられた貴重な体験会だったと思います。

 

あと1ヶ月ほどで岡山の桃シーズンが到来します!

倉敷浅原の桃。見かけたらぜひ手に取ってみてくださいね。

浅原園芸組合の皆様、岡山学院大学の皆様、参加してくださった関係者の皆様、本当にお世話になりました。

 

 


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