陽のあたる介護・・・そして約束の場所へ

誰かの為に何かの為に生きる事が本当の幸せなのかもと感じる今日この頃・・・やはりいつも誰かの笑顔を見続けたいからだと・・・

誕生

2017-11-29 18:49:00 | 日記

久しぶりの書き込みです

何かが誕生する・・・きっと「産まれる」という事をイメージする方もいるとは思いますが、僕自身の中で誕生したもの・・・

それは、いままで現実的な考えの中で非現実的な考えがあることも、実は現実的なことであり、その状況に出くわした瞬間に感じた新たな心の鼓動・・・・が・・・心に水晶があったと過程しますと・・・その水晶が・・・粉砕されて・・・その水晶の中に新たな輝きを放つ心の何かが・・・誕生したみたいな感じがしたんです

きっと・・・色々な方の言葉や助言が助けてくださり、縁をくださり、繋がりを誕生させてくれたんだと今は思ってます。

 

つかれきった心と身体・・・・それを新たな思考へ希望をかけて・・・つぎに誕生する若き心を信じてみたい・・・

 


心と・・・こころ・・~笑顔は伝染するのです~

2017-11-20 06:14:59 | 日記

機会があり、ケアマネ定例会にてタイトルの「心と~」という題材で講師をさせていただくことになりました。

ちょっと変わった視点から、心の心理とそれらが引き起こす言動など1時間30分、グループワークも取り入れて行う予定です。

僕は大学教授や専門家のような素晴らしい話は出来ません。実体験しかお話できませんが、じい様やばあ様・・そして職員や介護業界に対する思いは・・・・負けないと思っております

「人として・・・」

いままで心の中から伝えてきた叫びが・・・1人でも多くの心に届けばと・・・

悠悠の職員をアシスタントとして数名連れて行こうと思っています

そうすれば・・・自分の考えや学んだこと・・・きっと・・・何かに気づいてくれる・・・・

そして・・・また1人でも・・・じい様やばあ様・・そして介護で働く職員さんたちが笑顔になれるなら・・・

 


「芦毛」

2017-11-18 08:25:57 | 日記

最近も早番で朝食支援をやっていまして、ある・・ばあ様のお話です。

ちなみに・・・これから・・入居者様のことを→(呼び方をかえようと思います。本来心の中にある呼び方に)笑

いつも早く食堂に座られ少し耳が遠く、「認知症」という病気をお持ちの方なんですが、昔家にいた馬をとても大切に思っています。名前は「あしげ」といい、部屋にもその写真が大きく飾られています。

そのばあ様とあしげの話を聞くと・・・本当にその場面が浮かんでくるんです。それに喜怒哀楽の表情がとても出てくるんです。

あしげは、そのばあ様といつも畑作業をともにしていて、とてもなついていたそうです。

「私がえさをやるから、わかってんだ~あしげは」と・・・いつも楽しそうに話してくれる姿が僕は楽しい。

けれど・・・時に涙を浮かべるときがある・・農家に機械が導入され馬が不必要になって手放すことになったと。

そのばあ様の後悔は・・・「最後に見送ることが出来なかった」ことだという・・・・

何十年もその後悔が心に住んでいると思うと・・・けれど・・・それだけ大切にされていたんだとも思う。

そのばあ様は97歳・・・・早くあしげに会いたいと・・・


「死」を・・・語り合う

2017-11-15 08:12:19 | 日記

ブログで書かさせていただいている入居者様のお話です・・

最近の僕の日課と言えば・・・終末期が近いと感じられる方と朝、語り合うことだ。

「樺太」の話や「ロシア人」「脂ののった鰊」「豊原の鳥居」と自分が一番幸せだった頃の話をよく聞かせてくれる・・・僕自身も・・この時代の樺太のことを調べ、少しでも本人と語り合えるよう勉強中・・・・

ところで・・・今朝はいつもの話題ではなく「死」という言葉から始まった・・・・第一声が・・・・

「室長さん・・・・枯れていくんだね人も・・・」

きっと身体の中で何かが起こり始め何かを感じたんだと思った・・・・

そこから2人で「死」について語り始めた

「母親が死ぬ時、最後まで見たからどうなるかわかっているんだ」と〇〇さん・・・

「僕も死の最後を見届けたことがありました」

「どうなっていくのかね私は・・」と〇〇さん・・・

「きっとどうなるのかは・・・誰もわからないのかもしれないですけど、僕は笑顔で送るつもりです、寝たきりになっても言葉が出てこなくなっても〇〇さんは・・・家族の一員ですし僕の悠悠の母親ですから」

「そうだね~ここにいる人は同じ釜の飯を食べてるからね・・私は皆と同じに出来てないけど大丈夫?」と〇〇さん

「同じことしてますよ、いまこうして僕と笑って話してるでしょう、何もみんなと変わりません・・でも・・・前と少し変わったところが・・・」

「何が変わったの室長さん・・・?」

「昨日の〇〇さんも綺麗でしたが今日はもっと綺麗ですよ」

「あら~やだ~恥ずかしいわ~」と笑顔を見せてくれた朝でした

 

 

 


有料老人ホームで溺死

2017-11-14 06:03:58 | 日記

お亡くなりになられた方、ご家族様に謹んでお悔やみ申し上げます・・・

また介護施設で「事件」が発生したようです

有料老人ホームで25歳職員が、入居されている方を溺死させたという心が引き裂かれてしまいそうな事件・・・・

詳しい真相はわかりませんが・・記事の内容を見た所・・・・「殺人」です。

最近・・・僕自身・・・理解できない事件が沢山ある・・・理解できない思考が沢山ある・・・・それを理解しろといわれても・・理解の仕方が正直・・・わからない・・・

というより・・・理解したくないんでしょうね・・・本能的に・・・

ひとりひとり・・・色々な悩みや苦しみ・・・その重さはその人にしかわからないものです・・

けれど・・・・・何かがおかしい・・・と・・思うときが最近本当にある・・・

とにかく・・・今日は・・・色々な意味でとても胸が苦しい・・

亡くなられた入居者様・・・・・その時の恐怖や感情を考えると・・・・とても胸が苦しい・・・・

本当に・・・・苦しい・・・・哀しい・・・

 

 

 


星のかけらを探しに行こう

2017-11-12 00:32:35 | 日記

眠気覚ましにちょっと外に出てみました

久しぶりにこの時間に見上げた夜空は・・・・綺麗な三日月と星が疲れを癒してくれてます

昔から星を見るのが好きでして以前にも書きましたが、何かあるとぼーっと夜空を見上げたり・・・・

だから「星のかけらを探しに行こう」という福耳さんのこの曲がとても好きで雰囲気に合わせてよく車で聴いてます。

確か・・・一昨年だと思いますが・・・支笏湖方面にドライブをしていて星があまりにも綺麗だったものですから駐車場に車をとめて、大の字に寝そべり空を見ていたこともありました。

なんだか・・・少しだけ現実を忘れて・・・僕にとっては特別な空間と時間でした。

きっと・・今は少し疲れ気味なんだろうな・・・と自分でも感じてます。今夜の夜空はもしかしたら、そんな疲れを癒してくれる為に・・・・とかなりプラス思考ではありますが・・・ほんの数分が・・・・とても・・心を癒してくれました。

「難病」の〇〇さんの寝顔に少しほっとしたのもあり、ちょっとだけ・・・休憩です。

 

明日も・・・皆さんにとって良い一日でありますように・・・・・・・


「難病」との闘い②

2017-11-11 23:26:55 | 日記

本日は「難病」の方が退院されたため、夜間の言動を把握したく会社にまた泊まっております。

午前中に退院されまして、実は・・・悠悠の入り口にその方を乗せた車をつけ降りるときに山の向こうに綺麗な虹が出ていたんです。

ご家族にその事を伝えると「やっぱりここに戻ることがいいんですね」と。

ご家族の不安や苦しみ・・・・「難病」と戦っているのは本人だけではなくご家族も一緒に戦っていて・・・今はその苦しみや不安が少しでも軽減できる支援ができるよう色々と考えています。

午後過ぎにご家族が帰られる際に僕の所で色々な思いを話してくださいました。

「未熟ですが・・・・一緒に苦しんでいきましょう・・・だから不安なときは・・・何が不安か全て話してください。1人で抱え込まないで何でも言ってください。そうしたら少しは心が休まるかもしれませんし・・・最近あまり眠れていないんじゃないですか?今夜は僕が夜中も見守りしますので、ゆっくりと寝てください」と伝え戻られております。

「脊髄小脳変性症」

ご家族が・・・こんな話を僕に打ち明けてくれてます。

「室長さん・・・この病気がどんなものかどんな形でもいいので周囲に伝えて欲しいです。そうすればこの病気で困っている人が、こういう方法やこういう状態、こういう苦しみがあることを知って欲しいし、ひとりでも多くこの病気の事を理解してもらいたい、いままで自分が書いたものも渡すので」・・と。

だからブログでまずは書かせていただきました。

これからも・・・この支援や状況について書かせていただきますので宜しくお願い致します。


「死」を告げられる・・・

2017-11-11 08:24:31 | 日記

先日、心配で夜間会社に泊まったときの話の続きです・・・

実は・・・あれから夜中も夢を見たり不安になったりという言動がありまして・・・その中で・・・本人の口から自分のこの先の話をされたんです・・・・

事前に息子様から聞いてはいたのですが・・・同じ話の中で・・・・

「12月26日か27日・・・もしかしたら正月になるかもしれないから集まった皆でどんちゃん騒ぎをしたらいい」と・・・・自分が亡くなると感じた日を僕にも教えてくれた・・・・

以前・・・亡くなった方は亡くなる数日前に・・・僕に前から決まっていた「戒名」を教えてくださった・・

今回は僕のことを室長さんといつも呼んでくれる〇〇さんは・・・何度も何度も・・・

「室長さんありがとう・・室長さんありがとう」と何かすっきりした表情と言うか・・・笑顔というか・・・とにかく優しい顔をしている・・・

今朝も他の職員に色々な話をしてくれたそうです

今の状態を見る限りは、元気になるんだろうな・・・という感じがするくらい以前の〇〇さんに戻りつつあるが・・・・

僕の心の中では・・・・「老衰」という言葉が同時に浮かんでいる・・・

本人の感じたと思われる12月26日か27日・・・もしかしたら正月・・・・・

正直・・・・この日にちがはずれてくれて来年の今日も笑顔がみたい・・・と・・・

今日は11月11日・・・「介護の日」・・・・僕の心の思いが・・・どうか・・・・伝わりますように・・・・

 


樺太での思い出話

2017-11-08 22:06:41 | 日記

前回の続き・・・・・

今夜・・・ちょっと気になる入居者様の部屋に近づくとコールの反応あり除いてみた。

また夢でも見ていたのだろうか・・・目を瞑りながら布団を気にされていた。

近づきちょっと声をかけてみた・・・やはり・・ここがどこなのか迷っていたようだ

しばらく話をして、ここが悠悠と気づかれる・・

僕が「また何か夢でも見てたのかい?」と訪ねると・・・17歳くらいのときの樺太での思い出を話してくれた

同じ話を何度も何度も・・・きっとよっぽど記憶に残っていることなんだろうな・・・・と感じた

辛い話ではなく・・・ロシア人は優しかった・・・初めてパンというものを食べた・・その地域の茶色の果実でつくるジャムの味や潮干狩りの話や一緒にいた友人のことや・・・

僕は、この仕事をしていて幾度もいろいろな人から樺太や戦争の話を教えていただいたことがある

皆さんが経験されていた「樺太」には、いくつもの風景が見え隠れしていた・・・

僕らの世代にはわからない1940年代の世界・・・・経験者から聞くリアルな話はやはり心に響く・・・・

この話を聞くことが出来ただけで・・・・今夜・・・会社に泊まって良かったと・・・

4時間前より・・・・少しだけ・・・・〇〇さんの心に・・・近づけた気がした・・


どうしても・・・気になって・・

2017-11-08 20:41:03 | 日記

本日は、ある入居者様の言動が気になり会社に泊まって行くことにしました。

きっと気にしすぎという事もあるのでしょうけど・・・・

僕の中では「気にしすぎてもいい」と感じたんです。明日に「やっぱり大丈夫だった」と安心したいんでしょうね。

実は・・・その方からの「お願いだから今日はわがままを聞いて」「寂しい」「死んだ人に逢っている」「親戚が大勢きて一斉に帰った」など、ここ最近こんな夢を見ているという言葉が気になったのです。

当然・・・僕は本人の見えているものは信じて話を聞き話を返します。

ここ最近の体調や状態で、この先何が起こり始めるのか・・・だいたいは予想はついています・・90歳台の方なので・・・

この先からではなく・・今・・・・この瞬間にどうしても寄り添いたく・・・そばにいたかったんです。

不安があれば・・・すぐにそばにいて上げられる場所にいたかったんです。

じゃあ・・・明日は?明後日は?となるのでしょうけど・・・今日はとにかく・・・この瞬間だったんです。

人が最後に見る景色・・・・・・それは・・・・その人にしかわかりません・・・

人が最後に生む感情・・・・・・それも・・・・・その人にしかわかりません・・・

「僕の心がそうしたいと叫んだ」から今日は会社に泊まります・・・・明日もまた・・・話を聞かせてくださいね〇〇さん。