陽のあたる介護・・・そして約束の場所へ

誰かの為に何かの為に生きる事が本当の幸せなのかもと感じる今日この頃・・・やはりいつも誰かの笑顔を見続けたいからだと・・・

樺太での思い出話

2017-11-08 22:06:41 | 日記

前回の続き・・・・・

今夜・・・ちょっと気になる入居者様の部屋に近づくとコールの反応あり除いてみた。

また夢でも見ていたのだろうか・・・目を瞑りながら布団を気にされていた。

近づきちょっと声をかけてみた・・・やはり・・ここがどこなのか迷っていたようだ

しばらく話をして、ここが悠悠と気づかれる・・

僕が「また何か夢でも見てたのかい?」と訪ねると・・・17歳くらいのときの樺太での思い出を話してくれた

同じ話を何度も何度も・・・きっとよっぽど記憶に残っていることなんだろうな・・・・と感じた

辛い話ではなく・・・ロシア人は優しかった・・・初めてパンというものを食べた・・その地域の茶色の果実でつくるジャムの味や潮干狩りの話や一緒にいた友人のことや・・・

僕は、この仕事をしていて幾度もいろいろな人から樺太や戦争の話を教えていただいたことがある

皆さんが経験されていた「樺太」には、いくつもの風景が見え隠れしていた・・・

僕らの世代にはわからない1940年代の世界・・・・経験者から聞くリアルな話はやはり心に響く・・・・

この話を聞くことが出来ただけで・・・・今夜・・・会社に泊まって良かったと・・・

4時間前より・・・・少しだけ・・・・〇〇さんの心に・・・近づけた気がした・・


どうしても・・・気になって・・

2017-11-08 20:41:03 | 日記

本日は、ある入居者様の言動が気になり会社に泊まって行くことにしました。

きっと気にしすぎという事もあるのでしょうけど・・・・

僕の中では「気にしすぎてもいい」と感じたんです。明日に「やっぱり大丈夫だった」と安心したいんでしょうね。

実は・・・その方からの「お願いだから今日はわがままを聞いて」「寂しい」「死んだ人に逢っている」「親戚が大勢きて一斉に帰った」など、ここ最近こんな夢を見ているという言葉が気になったのです。

当然・・・僕は本人の見えているものは信じて話を聞き話を返します。

ここ最近の体調や状態で、この先何が起こり始めるのか・・・だいたいは予想はついています・・90歳台の方なので・・・

この先からではなく・・今・・・・この瞬間にどうしても寄り添いたく・・・そばにいたかったんです。

不安があれば・・・すぐにそばにいて上げられる場所にいたかったんです。

じゃあ・・・明日は?明後日は?となるのでしょうけど・・・今日はとにかく・・・この瞬間だったんです。

人が最後に見る景色・・・・・・それは・・・・その人にしかわかりません・・・

人が最後に生む感情・・・・・・それも・・・・・その人にしかわかりません・・・

「僕の心がそうしたいと叫んだ」から今日は会社に泊まります・・・・明日もまた・・・話を聞かせてくださいね〇〇さん。

 


難病との闘い・・

2017-11-08 15:35:04 | 日記

皆さんの周りには、様々な病気をお持ちの方々がいらっしゃると思います。

その病気の中に「難病」と言われる病気をお持ちにの方が当施設にはいらっしゃいます。

本人はもちろんの事・・・それを支えようとしているご家族の心境はとてつもないものだと感じています

徐々に進行していく中・・・僕は、そのご家族の思いと願いを全て受け入れ最後まで見届けることを昨日決断しました。

何がいいのかわからない手探りの中・・・・変わらない思いは・・・やはり・・・心とこころのつながりしか僕の中では浮かびませんでした。

残された時間の中・・・・また命と引き換えに何かを教えてくださっている〇〇さんと・・・・それを懸命に支えようとしている奥様の願い・・・・

奥様が涙ながらに僕に伝えてくださった心境・・・・・・・・

僕に出来ることは・・・ただ一つ・・・

僕が感じ取った・・・切実な・・・・思い・・・・

未熟ではありますが・・・・・・最後まで・・・・一秒でも・・・多くの・・・2人の笑顔を・・残させていただきます・・・・・