こんなのできた!

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日々の小さな出来事の写真日記

2009/01/09 『三四郎』 ――― 思い出多い小説

2009-01-09 20:08:08 | Weblog

日課・・・  ラジオ体操、今年初の可燃ゴミ出し。
正月を挟んで10日間分、収集場所はゴミ袋が溢れている。


昨夜の雨が残り小雨が降っているが、


暖かい朝。
新聞一面は


          新s あらたにす(朝日・日経・読売) くらべる一面
日経 「英金利、1694年の創設以来初の1%台 0.5%下げ1.5%に」
昨秋以降の金融危機に伴い急失速した英景気を下支えする狙い。

昼前に自治会の会計責任者が来られ「自治会決算報告書」の作成を依
頼される。
夏休みの宿題でフォーマットは作っておいたので、項目数を増減し数値を
入力するだけ。きょうは用事があるので、明日作成しよう。


午後、晴れてきた。


わが家の「神田川」に行く。 ♪きょうも~私~が待たされた


その後、買物。ここも残念なことに


閉店。新年の挨拶と閉店の挨拶、経営者・従業員は無念な思いだろう。
良心的な店で、きょうポイントカードをキチンと精算してくれた。

『三四郎』を読み終える。
  
これまでの漱石作品と比べ、読みやすい文体なので速く読めた。

■ 夏目漱石 『三四郎』


          漱石全集 第七巻 『三四郎』 岩波書店(1) 
『三四郎』は明治41年(1908年)9月1日から12月29日まで117回にわたって
朝日新聞に掲載された。


          漱石全集 第七巻 『三四郎』 岩波書店(2) 冒頭
『三四郎』は思い出の多い小説。
小さい頃、小説は図書館で借りて読んでいたが、初めて自分のお金で買っ
た小説。当時高校2年生、何かのときに愛読書は? を書かされた。特にこ
れといったものはなく、『姿三四郎』を愛読書にしようと間違って『三四郎』を
買って読んだ。旧書体の漢字が読めず深くは理解できなかった。

それでも「三四郎の上京」「池での美禰子との出会い」「廣田先生の引越し」
「美禰子の香水の買物」「stray sheep」
 
などは記憶に残っている。

三四郎が上京の汽車の中で、廣田先生が   
   「熊本より東京は廣い。東京より日本は廣い。……日本より頭の中の 
  ほうが廣いでせう。囚はれちゃ駄目だ。いくら日本の為を思ったって贔
  屓の引倒しになる許だ」(p.19)

最初に読んだときは「日本より頭の中のほうが廣いでせう」に、なるほどと
思った。今読み返して「囚(とら)はれちゃ駄目だ」に、なるほどと思う。


          漱石全集 第七巻 『三四郎』 岩波書店(3) p.24
「池」「赤門」
最初に『三四郎』を読んだ時、まさか「池」や「赤門」を見ようとは思わなかった。


池の傍でしゃがんでいると岡の上に美禰子が現れそう。(2004/06/05撮影)
池はこの作品で有名になり【三四郎池】の俗称が生まれた。


【赤門】 もと加賀前田家上屋敷の御守殿門であった朱塗りの門。(2004/06/05 撮影)

     
          漱石全集 第三十五巻 『日記 及 断片 中』 岩波書店
明治41年の 『断片』に
   ○汽車、1 女ノ話。同ジ停車場デ下リル。同ジ宿屋ノトマリ・・・・
『三四郎』のプロットが記されている。

主な登場人物
p.5  【女】 

p.5  【三四郎】  小川三四郎 23歳
p.20 【小川三四郎の母】
p.5  【三輪田の御光さん】

p.12  【廣田先生】     廣田萇 
p.34 【佐々木與次郎】 廣田先生の食客
p.110 【零余子】      佐々木與次郎のペンネーム

p.21 【野々宮宗八】  三四郎の郷里の先輩  
p.45 【野々宮よし子】 野々宮宗八の妹

p.25 【里見美禰子】 廣田先生に英語を学ぶ
p.92 【里見 兄】   里見美禰子の長兄、廣田先生の友人
p.92 【里見恭助】   里見美禰子の次兄、野々宮宗八の友人

p.29 【原口】 画工
p.206 【立派な男】

■ きょうのタマちゃん



    時々  一時 

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