昨夜からの雨は午前中まで降った。
サギはゆっくり歩いている。
2016/12/27 朝日新聞
本日の各紙は「三浦九段、不正証拠なし」
三浦九段の記者会見
昨日の第三者委員会の調査報告を受け、
( 2016/12/26 将棋 “三浦九段の不正認める証拠なし” 調査委発表 5冊目 )
三浦九段は会見を行った。
ニコニコ生放送
冒頭三浦九段は「元に戻せるならもどして」と。
その後、
昨日の日本将棋連盟が設けた第三者調査委員会の報告書の概要
(1) 不正行為に及んでいたと認めるに足りる証拠はない
(2) 連盟が年内の出場停止処分にしたことについては、竜王戦の開幕を前に
緊急性があったとして妥当だった
その根拠として
① 処分当時、三浦九段にソフト差し疑惑があった
② 竜王戦に三浦九段を出場させた場合大きな混乱が生じる
③ 将棋連盟、将棋界に対する信頼や権威が傷つく
④ 竜王戦開幕3日前で時間的余裕がない
⑤ 三浦九段が竜王戦「休場の申し出を行った」ことを受け、挑戦者交代の承諾を共同主催者に
承諾を得ており、「休場の撤回を申し出た」時点では後戻りはできなかかった。
これについて三浦九段の代理である弁護士は
大前提として将棋連盟依頼の弁護士の調査であり、連盟有利になるのは致し方ないと思う。
としたうえで意見を述べた。
(1)の不正の有無については、事実であり証拠は出てこない。当然のこととして評価する。
(2)の出場停止処分は依頼者である将棋連盟に寄り添った意見であり極めて不当と考えている。
① 一部棋士発言の「指し手の一致率」「長時間の離席」という状況証拠にもとづいていた。
「指し手の一致率」は他の棋士でも同じ、「長時間の離席」はそもそもなかった。
竜王戦決定戦2,3局について連盟理事が監視していた。不審な行動がなかった。
② 竜王戦では金属探知機の導入を決めていた。三浦九段を出場させてもなんら問題はなかった。
③ 根拠薄弱な状況証拠で挑戦権を剥奪するような行為こそ信頼を損なう。実際出場停止から
現在にいたるまで将棋連盟の信頼は損なってきた。
④ 金属探知機による検査の存在、疑惑発覚はずっと前からあり、時間的余裕は十分にあった。
⑤ 「休場の申し出を行った」「休場の撤回を申し出た」について
10月11日、三浦九段は理事やその場にい合わせた棋士から不正行為を指摘され、竜王戦辞退と
休場を要請された。三浦九段は拒んでいたが、理事より「今回の竜王戦は開催されないことになっ
た」と聞かされ、「承諾してほしい」と言われた。三浦九段と同席していた渡辺九段は了承した。
さらに理事は「今回のことは連盟にとって大変な損害ですよ。わかっていますか」と三浦九段を
責め立て「休場届提出」を求められた。
三浦九段はソフト差し疑惑で竜王戦が中止となったと聞かされ、その場では休場届提出を承諾した。
その後、不正をしていないのに休場届を出せば自らの不正を認めるので休場届提出は拒んだ。
が事実経緯。
実際には中止の竜王戦が挑戦者交代で開催された。三浦九段は出場停止処分が下されたあとで
この事実を知った。
また、「挑戦権はく奪」という重要決定は常務会ではなく理事会で決定すべきことであり
手続き上でも妥当性を欠いている。
また、1月3日~4日の三浦九段の地元でのイベントに出場予定だったが、三浦九段の承諾
なしに取り消され出場できなくなっていたとも話した。
⑤は初めて聞く内容。讀賣新聞社は昨日の会見、本日の会見でも質問はしなかった。
変だなと思っていたら、すべて知っていたのだ。
続いて日本将棋連盟の会見があった。
こちらは撮影禁止で見慣れない「記者会見内容読み上げ放送」。
ニコニコ生放送
ここでの決定は
・ 竜王戦のやり直しはない。
・ 三浦九段のA級の地位は保全する
・ 今回の騒動の処分として会長、理事の〇ケ月間減給
〇ケ月の減給?・・・ ファンは納得しない。
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