昔から思っていたのは、
最大の親孝行は、
自分が子供のころ愛情を込めてしてもらったことを、
自分の親にしてあげること。
そのすべてが出来なくて悔やむことが多いんだけど。。。
そして今回その場面が否応なしに巡ってきた。
自分ができることをやり、
そしてあまり母に負担がかかるようなら、
仕事やめてでもやらなきゃいけないと決意。
2013年8月15日
体調が悪く近くの病院に行く
そのまま救急車で検査入院
軽い心筋梗塞が発見
2013年9月14日
心臓カテーテル
2014年1月15日
血便
検査入院
胃がん発見ステージ2
2014年2月14日
胃、全摘出
2014年2月26日
退院
抗がん剤による治療を始める
2014年12月31日
近所を散歩中、骨折
そのまま救急車で入院
2015年3月6日
転院
2015年3月29日
退院
2016年1月19日
体調がすぐれず入院
2016年2月24日
本人の希望により退院
先生からも自宅に戻れる最後のタイミングとのこと
自宅での介護の始まり
父を初めて抱いた。
父から抱かれた記憶もほとんどないけど。
軽かった。
どこまで僕はできるだろう。
2016年2月25日
「恩着せがましく...」と言われる。
イライラ。
でもそれは勝手に恩着せがましく本人が思っているのであって、
こっちは少しも思っていないし、
それが介護だと思う。
2016年2月26日
トイレに行けなくなった。
できないのか?
やらないのか?の区別がつかない。
2016年2月27日
食事も自分で取ろうとしない。
前はスプーン使っていたのだけれど。
2016年2月28日
看護師さんが来てくれて「女神様に見える」と言う。
でもそれを言うなら、まず母にだろ!
2016年2月29日
部屋中にトイレの匂いがする。
やっぱり一番の負担がトイレだな。。。
2016年3月1日
仕事の同僚に「みんな待っているから元気になって買えっておいで」って言われたが、
「待ってもらっても。。。」と涙を流し弱音を出す。
でもそうなったらホントに終わりだ。
少しでもいいから小さな希望を持たないと。
2016年3月2日
今日は会話することなく一日中お眠りになっていた。
たまたますれ違いだったわけだけど、
寝息を聞いているだけでもホッとする。
2016年3月3日
「痛い」「苦しい」以外の言葉を聞かなくなった。
最小限のモルヒネを随時投与。
テレビもラジオも聴いていない。
家に帰ってきてから、ますます具合悪くなったような気がする。
2016年3月4日
夕べの夜から、ほとんど食事もとらなくなったので、
案の定、今日から点滴。
会話もほとんどなく、
うなずくことと、首を振ること以外はしていない。
まだ家に帰ってきて10日しか経っていないのに。。。
2016年3月5日
帰ってきたころには応答がない。
でも、姉には反応したらしい。
2016年3月6日
呼吸が少しずつ落ちてきた。
9:11永眠