きょうこそ一歩

教師江口儀彦のプロへ向かって教師修業の足跡

「伝統的和食の良さ」の授業

2006-11-30 00:23:04 | Weblog
TOSS-LAND / 総合的学習の時間/食育/高学年


「伝統的和食の良さ」の授業

 世界では和食の良い面が注目されているのだが、日本では和食が次第に廃れ、洋食化の一途をたどっている。
 食は生活の基本を作る大切な文化である。日本の伝統文化である和食の良さ、世界が認める和食の良さを、日本の子どもたちにも伝えていかなければならない。

発問1 何の写真でしょうか。

アメリカの「寿司バー」の写真である。挙手で答えさせる。よく目にする旗なのでよく知っているはずである。
説明1 アメリカにある寿司屋の写真です。アメリカでは、「寿司バー」とよんでいます。

発問2 このような寿司バーがアメリカには何軒くらいあるでしょうか。予想してノートに書きなさい。

 ヒントを与える。 「ちなみに日本にマクドナルドハンバーガーは、約4000件あると言われています。」答えは、「7000件」。
指示1 どうして寿司バーがこのように流行っているのでしょうか。理由をノートに書きなさい。
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○ 美味しいから。
○ 健康にいいから
○ かっこいいから
説明2 今から、40年前のことです。アメリカでは、高血圧、糖尿病、心臓病などの病気が増えました。病院代がかかりすぎて、アメリカの予算が無くなってしまうほどです。そこで、2年間にわたり、200億円をかけ、3,000名を超える医療関係者に話を聞いて病気の原因を調べたのです。原因は何だったと思いますか。
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説明3 アメリカ民主党の代表両候補ジョージ・マクヴァガンが調査結果を報告しました。5000ページにわたる調査報告です。
「マクヴァガンレポート」は「諸々の慢性病は、肉食中心の誤った食生活がもたらした《食原病》であり、薬では治らない」とし、更に「われわれはこの事実を率直に認めて、すぐさま食事の内容を改善する必要がある」と述べています。
そして、レポートには「最も理想的な食事は、伝統的な日本人の食事である」と書いてあるのです。
このレポートは世界中に広がりました。成人病という重大な病気に悩んでいた世界ですぐに日本食はブームになったのです。


 


説明4 アメリカ民主党の代表両候補ジョージ・マクヴァガンが調査結果を報告しました。5000ページにわたる調査報告です。
「マクヴァガンレポート」は「諸々の慢性病は、肉食中心の誤った食生活がもたらした《食原病》であり、薬では治らない」とし、更に「われわれはこの事実を率直に認めて、すぐさま食事の内容を改善する必要がある」と述べています。
そして、レポートには「最も理想的な食事は、伝統的な日本人の食事である」と書いてあるのです。
このレポートは世界中に広がりました。成人病という重大な病気に悩んでいた世界ですぐに日本食はブームになったのです。

 


説明5 伝統的な日本食とは、野菜中心の食事なのです。
① 精白しない殻類(玄米や麦ご飯)
② 季節の野菜
③ 海草
④ 小さな魚介類
を食べると良いと言われています。肉はできるだけ控えた方が良いそうです。

 


発問4 それでは、今から見せる日本食は、マクバガンが健康によいといった食事にあてはまるでしょうか。

「すき焼き」「納豆」「みそ汁」「ブリの煮付け」「肉じゃが」「ほうれん草のおひたし」「トンカツ」「湯豆腐」の写真を順に提示し、ノートに○×を書かせていく。
「すき焼き」「ブリの煮付け」「肉じゃが」はマクバガンの提唱する食事には当てはまらない。「すき焼き」や「肉じゃが」は肉が使われているからである。また、魚料理も時々食べる分には良いができる限り「小魚」が良いと言われている。
 一つ一つ説明を加えながら答え合わせをしていく。

 


発問5 それでは、大ブームの寿司。体に良いとブームになっているのですが、マクガバンが健康によいといった食事にあてはまりますか。

 


説明6 あてはまりませんね。これから、伝統的な日本食がどんなものか、どんな良さがあるのかを勉強していきます。



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