農家の息子の菜園blog

シニア男性による趣味の菜園と家業の稲作についての記録。Since 2007/9.26

菜園の悲しい現実

2010年12月24日 | 旧菜園風景・番外編


2010年12月某日、「長男」の家庭菜園に、ついに不動産屋の
手によってりっぱな立て看板が立てられていた。

家族に聞くと、いつ立てられたのか、誰も知らないとのこと。



「売れれば終わり」。

その覚悟で始めた宅地での菜園とは言え、こうしてその現実を
突きつけられると、やはり悲しい。

たとえその対象が、感情を持たない土地であろうが、長い間、
愛着を持って接して来た対象を失うことは、本当につらいこと
である。



それでも、実際に土地が売れ新築工事が始まるまでは、
隣の空き地に、精一杯、粘着し、最後のその時まで、野菜を
しっかり育てていきたいと思っている。

悲しい現実ではあるが、今、不思議と「長男」の心は、この空き地に
対する感謝の気持ちで溢れている。

これからも一生、この空き地と過ごした時間を忘れることは決して
ないだろうし、大切な思い出として心に持ち続けていくことだろう。





※撮影は富士フィルムのコンデジ



(終わり)




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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
残念ですね (fk)
2010-12-26 13:50:16
せっかく、手を入れて育てた畑なのに、寂しいですね。なんか、私のことのように、悲しくなります。いろんな工夫で、畑、続けてください。
陰ながら、応援してます。
返信する
Unknown (Yoshi)
2010-12-26 15:10:22
悲しい気持ちにさせてしまって、何だか
申し訳ない気がします。

しかし、もしこの空き地が使えなくなったら、
近所の空き地を新しく借りて、菜園を続ける
つもりですので、ご心配なく。

実は、その候補地は一番上の写真に写っている
範囲内にもあります。
返信する
Unknown (Yoshi)
2010-12-26 15:14:55
この土地がほしいのは山々ですが、高2の
長女を筆頭に子どもが3人いますし、ちょっと
手が出ません。

この土地が売れてしまう前に、宝くじでも
当たらないかと思っていますが・・・。
返信する

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