鈴木大介 新潮新書
脳梗塞に罹患した当事者による手記としては、多田富雄『寡黙なる巨人』も秀逸でしたが、
あの『最貧困女子』のライター・鈴木大介ならではの、当事者感覚、ノリ、ツッコミ、ボケがたまらない一冊です。
ハンディキャップを負う事のリアルがここに。
そして、ハンディキャップを負ってこその我が身分析、それを経てこその、『最貧困女子』たちへの新たな視線…
終章近くでは、妻の発病をも背負うこととなり、尚さらに鈴木氏の視点がハジけます。
『寡黙なる巨人』、実は中身をそれほど覚えちゃいないんだが、読後どんよりと籠ったことは憶えています。
いやはや、それと同じ病とは思えない本書。
というか、要するにどんな病も、いや、病だからこそ、「人となり」ということなのだな、とつくづく。
両方ともに、オビ推薦文は養老孟司。
脳梗塞に罹患した当事者による手記としては、多田富雄『寡黙なる巨人』も秀逸でしたが、
あの『最貧困女子』のライター・鈴木大介ならではの、当事者感覚、ノリ、ツッコミ、ボケがたまらない一冊です。
ハンディキャップを負う事のリアルがここに。
そして、ハンディキャップを負ってこその我が身分析、それを経てこその、『最貧困女子』たちへの新たな視線…
終章近くでは、妻の発病をも背負うこととなり、尚さらに鈴木氏の視点がハジけます。
『寡黙なる巨人』、実は中身をそれほど覚えちゃいないんだが、読後どんよりと籠ったことは憶えています。
いやはや、それと同じ病とは思えない本書。
というか、要するにどんな病も、いや、病だからこそ、「人となり」ということなのだな、とつくづく。
両方ともに、オビ推薦文は養老孟司。