阿川弘之 ちくま文庫
勤め先の出版社がつぶれてしまい…諸々顛末あって六助は、かつての同僚・千鶴子と共に、カレーライス屋を開業しようと奮闘する…
いやもう、「諸々顛末」としか言いようのない、いろいろすったもんだ。
ありえないほど都合よく展開する物語も、すべて「あの頃」だからとエクスキューズして、ただひたすら楽しむのが昭和小説の吟味作法です。
しかしおちゃっぴい極まりない千鶴子が、もし阿川翁のホントの娘であったなら、
ものがたりの終結までに何度もぶっ飛ばされて、家をたたき出されていることでしょう。
ものがたりでなら、こんな女性像を許すのねぇ…(笑)
それにしてもの、酒・タバコです。
55年前です。
時代です。
頁からヤニ臭さが漂ってきそう…
勤め先の出版社がつぶれてしまい…諸々顛末あって六助は、かつての同僚・千鶴子と共に、カレーライス屋を開業しようと奮闘する…
いやもう、「諸々顛末」としか言いようのない、いろいろすったもんだ。
ありえないほど都合よく展開する物語も、すべて「あの頃」だからとエクスキューズして、ただひたすら楽しむのが昭和小説の吟味作法です。
しかしおちゃっぴい極まりない千鶴子が、もし阿川翁のホントの娘であったなら、
ものがたりの終結までに何度もぶっ飛ばされて、家をたたき出されていることでしょう。
ものがたりでなら、こんな女性像を許すのねぇ…(笑)
それにしてもの、酒・タバコです。
55年前です。
時代です。
頁からヤニ臭さが漂ってきそう…