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南信州で地域エネルギーに関わりながら思うこと

おひさま発電の動物園

2011-05-29 | いろいろ
(↑汽車の駅屋根に設置されているソーラーパネル)

太陽光発電が先進的に進んでいる飯田市。
先日、こどもと一緒に市立動物園に行って感動しました!

動物園は入園無料なのに、サル山があるし、孔雀はいるし、ビーバーはいるし、ペンギンまでいる!
ほんとにタダでいいのかな、というくらい楽しめます。

でも、感動したのは実は動物ではないんです。
動物園には、電気で動く子供向けの汽車(10分くらいかけてぐるっと場内をまわる。大人300円)や、50円で動く乗り物ゲームのコーナーがあります。
なんとその電気が、おひさま発電でまかなわれている!!


(ゲームコーナー。新幹線やらジープやら、乗り物好きの子供には誘惑がいっぱい・・)

実は、初めに汽車に乗ってもう十分だと思った僕は、乗り物ゲームコーナーに立ち入った息子に、「もう今日は汽車に乗ったからお金なくなっちゃったよ~、また今度おかあさんと来たときにこれは乗ろうね~」なんて言っていたんですが・・(50円をけちった)、ふと見ると、さんぽちゃん(飯田市で太陽光発電をやっている市民出資の会社のマスコット)のパネルがあるじゃないですか!


(緑の山とオレンジのおひさまのマークが、さんぽちゃん)

モニターを操作すると累積の発電量などが表示され、すると発電量が消費量を上回っている。つまり、ここの動物園の電気は、ソーラー発電でまかなっているとみなせますね。

超感動して、「おひさまの電気だから、乗っていいよ!いや、乗ろう!!」と(50円を)大盤振る舞いしました。よかったね、香介。

こういうきれいな電気だったら、子供に自信もって遊ばせられますね。
もちろん、「おひさまさんぽちゃんの電気で動いてるんだよ~」と解説しました。

そして、そんなおひさま進歩エネルギーで週に一日、研修をさせてもらっています。
こういう自然エネルギーを軸にした街づくり、どんどんやりたいですね~。

ちなみに、こちらのソーラーパネルは全国の環境に意識ある方々の市民出資で設置運営されていて、出資者リストの看板には、つくばの友人の名前もありました!
うれしいです。

No nukes poster exhivision

2011-05-21 | いろいろ

国から市町村まで、お役所が大好きなポスターコンクール。
それは、本質的な社会の改革ではなく、「啓発・PR」というお気楽な事業でお茶を濁せるから。行政として他にやることあるだろう、というのは今回は横に置いといて・・

文部科学省と経済産業省が結託して行なってきたのが、「原子力ポスターコンクール」(文部科学省の本物のサイトは、4月にいつの間にか削除されている)
原子力が、エコで安全ということを小学生に洗脳してきたけれど、全部ウソだったんだぜ♫になってしまいました。

そんなアホなコンクールに対抗して、「脱原発ポスター展」がネット上で行われています!!
ダウンロード自由で、デモにももってこい。

文章よりも、ポスターってわかりやすい。
センスが光る作品をいくつかご紹介。






幸せの経済学@つくば

2011-05-21 | いろいろ
茨城県つくば市で、これまで一緒に活動してきた仲間が「幸せの経済学」という映画の上映会をします。
グローバリゼーションに巻き込まれない、ローカルな地域を作っていこうという映画です。都会の便利のために地方に危険を押し付け、補助金に依存させる原発も、ローカル化を考えるには大きな課題です。
この映画をきっかけに、地域でいろいろな活動が立ち上がり、人々がつながるかもしれません。

5・22に全国で同時に100箇所以上、上映されます。
茨城県では、つくばと石岡です。
つくばの上映会は、まだまだ予約受け付けています。
 >千年先の未来・ツクろーかる http://tkl.tsukuba.ch/

つくば以外の方も、お近くのところで観られるか、探してみてください~
 >「幸せの経済学」http://www.shiawaseno.net/


<<つくばの上映ご案内>>

●映画「幸せの経済学」
@つくばサイエンスインフォメーションセンター

2006年、国際的な「国民の幸福度」調査にて日本は178ヶ国中90位。
世界的に見て高水準の文化、所得を持つとされる日本なのに、なぜ、このような
結果に なるのでしょうか?その大きな答えの一つが、この映画にあります。
原発がなぜ建てられたのか、風評被害はなぜ起こるのか・・・
それらの解決策の糸口や実例が、ここにあります。
一緒に「これからの暮らし」について話し合いませんか?

【主催】
千年先の未来・ツクろーかる http://tkl.tsukuba.ch/

【日にち】
2011/5/22(日) 
・開場 13:30
・上映 14:00~15:15
・ワークショップ風座談会 15:30~17:00
  映画の感想を共有しながら、これからの選択、
  これからの夢など自由に語り合う座談会。
  「家庭でできる幸せ経済って?」「ローカルにつながりたい」
  「つくば山麓にエコビレッジを!」「つくば電力会社を作ろう!」
  などのテーマを予定しています。

【場所】
つくばサイエンス・インフォメーションセンター
(茨城県つくば市吾妻1-10-1)

【料金】
事前申込(20日まで):900円
前日・当日:1000円 
※いずれもお茶付き。できれば「マイカップ」をご持参下さい。

【申込・お問合せ】
千年先の未来・ツクろーかる 
E-mail 1000tkl@gmail.com
お申込み時には、以下の内容をお知らせ下さい。
・お名前・人数・電話番号・ワークショップ(参加/不参加)

【映画・監督について】
「幸せの経済学」http://www.shiawaseno.net/
監督:ヘレナ・ノーバーグ=ホッジ(「ラダック懐かしい未来」著者)、ス
ティーブン ・ゴーリック、ジョンベージ
出演:ヘレナ・ノーバーグ=ホッジ、辻信一、ヴァンダナ=シヴァ ほか

監督:ヘレナ・ノーバーグ・ホッジ
40の言語に翻訳され、世界各国で高い評価を得ている「ラダック懐かしい未来」
の著者 で、ローカリゼーション運動のパイオニア。インドのラダックに入り、
文化や環境を保 全するプロジェクトLEDeGを開始。この活動によりもう一つの
ノーベル賞として知られ るライト・ライブリフッド賞を受賞。

※5月22日(日)は、国際生物多様性デー。「ローカリゼーションは、人や文化・
生き物の多様性を守ることに繋がる」という想い、「多様性のある地域で、多様
性のある上映会が行われますように」という願いから、映画「幸せの経済学」の
100ヶ所上映会が全国各地で企画されています。

田中優さん講演会@飯田市

2011-05-12 | いろいろ
飯田市で田中優さんの講演会が開催されます!
しかも無料、予約不要。

5月29日に飯田市美術博物館にて。
演題は、「地域の自然と人を活かす」
お近くの方、必聴です。
詳しくはこちら。(伊那谷自然友の会)

きっと、原発の状況と対策、そして持続可能な地域づくりの希望が語られることでしょう。
飯田にも同じ価値観の仲間がいるんだな~と、うれしいです。仲間に入れてもらいたいな。

ぼくもつくばで3年前に、優さんと鎌仲ひとみ監督のトークライヴを企画しましたが、データ豊富で納得、かつ希望を持たせてくれるお話でとてもよかったです。
原発がこの状況での講演会は、とくに貴重です。

なお、つくばでも7月に優さんの講演を招聘しているそうです。
楽しみですね!!



EメールNG、浜岡停止の吉報

2011-05-07 | いろいろ
引越しに関連して、4月26日から5月6日までの間にDIONアドレス宛にいただいたメールは受信出来ていないことがわかりました。
5月7日からは以前と同じアドレスで受信できるようになりました。

すみませんが、その間にメールくださっていた方は再送をお願いします。



そういえば浜岡原発がひとまず停止することになりました。
引越しで近付いたので、一安心です。
諫早湾干拓と浜岡原発の停止は、菅首相の大きな成果です。

突然のことで、裏でどんな駆け引きや取引がされているのかわからないけど、
中部電力も正直なところ原子力から撤退する大義名分ができて、ホッとしていることでしょう。
経済的にも、倫理的にも、リスクが大きすぎることがフクシマの事故でよくわかりましたから。

でも核反応を停止してからも、使用済み燃料は長期間(数年?)冷却し続けなくてはなりません。
安全な保管をして、津波にも地震にも耐えられるようにしなくては、フクシマと同じ事故がおきかねません。

そして、完全に冷えたとしても、その放射性廃棄物を永遠に安全に最終処分(埋立)する場所は、世界のどの国も決められたところはありません。

原子力発電(核エネルギー)って、ほんっとに厄介ですね。
最初にはじめた人は誰なんだろう?責任者出てこ~い!って思うけど、実は日本で最初に進めたのは中曽根元首相です。彼が核エネルギー開発の予算を、戦後に初めて要求したことがスタートだそうです。
例えば、フクシマの責任は、どうやっても取りようがないでしょうね・・

もうこんなことはやめていきましょう!