横浜FCとおいしい話・・・

横浜FCとお酒が大好きなおばか夫婦の日々日常、ときどき観戦記。

人形町で鮨

2017-06-23 | 横浜FC
昨夜はヨシミンと義理姉(年下だけど)と久しぶりに人形町でお鮨を食べました。

書いてておもったんだが、鮨と寿司はどう使い分けるのだろう?
なんか、イメージでは寿司より鮨の方がお高いイメージがある。
たぶん間違っておるだろう

人形町は昔は花街だったので、その頃のイメージを今に残す路地なんかがあります。





いかにも老舗の雰囲気あるお店が軒を連ねます。
全部、制覇したくなりますね。
どこぞに小粋な芸者さんが佇んでおらんか探したがおられんでした。(残念)

そんな日本橋「芳町」(旧名)にある、知る人ぞ知る(当り前か)「太田鮨」に行って来た。



昭和2年築の建物だって。老舗のいかにも入り難いイメージですね。プププッ。

昼のランチで義理姉(人形町勤めだった)と俺はたまに利用してたけど
ヨシミンは初めてなので、「何を食べさせてくれのるかわくわくすっぞ」と前日から言うとりました。

ここ「太田鮨」はランチも夜のコースも粋なリーゼントの大将に全ておまかせのお店です。
おまかせなんて書くと、恐ろしくてとても行けた店じゃないが、
ランチのコースは1種類に決まっていて2,600円。
少し高い気もしますが、本格的な江戸前鮨がマジお腹いっぱい食べられます。

夜は2種類のコースがあり、
握り中心のお鮨のコースが6,500円
お刺身やお料理も付いた握り鮨のコースが9,500円。(酒は別だよ)

各コースで値段が決まってるから、いくらふんだくられるのかと
さみしい懐具合を気にせず安心して食べられます。(ホッ)

この日は1週間前に電話を入れましたが
カウンター席はすでに予約でいっぱい。
「小上がりでよければどうぞ」と言う事で予約した。



まずはビールで乾杯!

「海苔の佃煮と蛸」を醤油なしで一緒にいただくのですが
これでもう旨いし、幸せになって来た。(はやいな)

これはやっぱ日本酒でしょ!で、京都の純米吟醸「玉乃光」辛口でした。





おつぎは「もずく酢」
俺は酢の物はちょい苦手なんだよなと思いましたが
酢はやわらかくてツンと来ないし、カニだの鳥貝やら小柱なんかが
沢山入って、鮑の肝もはいった「まるで宝石箱のようなもずく酢やぁ」でした。(ベタだな)

日本酒ここで早くもメンバーチェンジ来ました!

秋田の純米吟醸「雪の茅舎」少し甘口です。刺身と合います。




そんで、お待ちかねの「お刺身盛り合せ」が登場。
鮪の中トロ、するめいか、コハダ、車海老、平目、鮑、いくらとこれでもかの7種盛り。
何でこんなに沢山でるん!?後のもんが食べられへんやろと思いますが
でも、刺身のネタが新鮮なんで味が濃厚、うまいっす。とまりません。(酒も)
もう、けっこうお腹いっぱいなんですけど。

さて、いよいよ握り鮨かなと思いきや焼きものが登場、しかも2種だ。
ドーン!

「たいら貝」の塩焼きというか磯辺焼きか
たいら貝の下に添えられた海苔と一緒に食べるのだが
あま〜い
帆立貝よりたいら貝のおいしいと初めて知りました。

それからのドドーン!



「鮪のかま西京焼き」だったかな?
これまた美味しいのですが、もうかなり来てます。
握り鮨が・・・メインが喰えんなんてあんまりです。

で、お酒もまたメンバーチェンジ(飲むねえ、キミも)



山梨の純米吟醸「七賢」投入!


いよいよ真打ちの「握り鮨」ですが
これまたちゃんとしておる。さすがにどうにも食べられません。

いくつかは頑張りましたが、同じく食べきれないと言う義理姉に,お店で包んでもらい
お土産として(ナイスサービスです)お持ち帰りしてもらいました。

ヨシミンはなんと驚く事に完食しておる!
あいつは普段はあまり食べないんだが、とびきり美味しいものが出た時は
ここぞとばかり絶対に残した事がないんです。(もちろんいいことです)

なんで、ここから握り鮨→お吸い物のレポートはヨシミンにお願いしよう。(ダンナは喰ってないからな)


おいしい食事とおいしいお酒
料理が旨いとお酒も進むの典型的な楽しい食事会でした。

ちなみにここのリーゼント大将も(やめろその言い方!)
僕と同じバイク乗り。毎朝、築地までハーレーすっ飛ばして仕入れに行くそうです。
矢沢のエ〜ちゃんが大好きな不良っ気の抜けないちょっとおかしい人です。

鮨を喰うなら「太田鮨」に限る!

かどうかは知りませんが、僕らはこれから贔屓にさせてもらいます。



━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

【ヨシミン追記します】
ダンさんに急に振られてしまいました。メニュー全部を幸せな気分で完食した
大食漢のヨシミンです。(魚大好きですが、我ながら良く入ったなぁでした)
「量が多いよ」とダンさんの前情報があったので、朝・昼食は炭水化物抜きで
調整してました。


真打ちの握り鮨はこちらです。


昨日は、鮪、アジ、かつおの漬け、うに、赤貝、蛤、穴子の7貫。


鮪は、なんとシャリの上に中落ちがたっぷり…、ボリューミーなのです♪
鮪好きにたまらない一品ですよ☆ (おいしかったぁ)



お吸い物は、たっぷりの鰹節でとったお出汁にアワビが。
お上品な鰹だしの香りが、心にも沁みてきます。日本人で良かった~です。



最後の最後、お腹がはち切れそうなのですが、
甘めの出し巻き玉子をご飯少なめに巻いた「玉子の太巻き」。
見た目も美しく、もう無理!といいつつも、しっかりいただいてしまいました。
〆のスイーツのようでした。


最後はとても大きな湯のみ茶碗でお茶です。
柔らかな渋みが、清涼感を。幸せなディナーの締めくくりでした。


「すし」に当てられる漢字には、「鮨」「鮓」「寿司」と3つあります。

鮓・・・すっぱいの「酢し」から来ていて、塩や糠に漬けた魚や、発酵させたご飯に
    魚を漬け込んだ保存食を意味した漢字のため、発酵させて作る「すし」を
    指すようです。(鯖鮓や鮎鮓、鮒鮓など、関西系のすしで使われました)
鮨・・・中国で「魚の塩辛」を意味する漢字だそうですが、
    鮓と混同され「すし」を表し、使われるようになったようです。
    (握り鮨(江戸前)、押し鮨、棒鮨など、関東系のすしで使われる傾向が)
寿司・・江戸時代に「寿を司る」ということで、縁起担ぎで作られた当て字なのだ
     そうです。

『太田鮨』さんは、魚に旨い=鮨、のおすし屋さん。漢字だけ見ても、おいしそう!と
連想されますが、お魚すべてがおいしくて、贅沢にもたっぷりの量で「おもてなし」を
してくださいます。
ちょいワル風に見えて人当たりの良い大将と、明るくテキパキお料理を運んでくださる
妹さん、大変感じの良い素敵な老舗でした。
もしも、ご来店なさる際はお腹を減らして伺って下さいね。





コメント (2)
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