野菜のおすそ分け

　８月に入ってトマト、胡瓜、ゴーヤ、オクラ、茄子、枝豆、ピーマン、ししとう等が採れ始めました。
　他の人の畑ではトマトも胡瓜もお終いなのですが、私の畑はやっと採れ盛り。赤いトマトが目立つのか近所の女性から売ってくれとしつこく言われて困った。ほとんど収穫しては隣近所と友人にあげるのが日課で、今朝も枝豆を車に積んできて友人に電話しました。
　昨年12月より民生委員を引き受けてしまったので、その関係で訪問することになったSさんは私の母親位の年齢ですが、体調を崩していたせいか、私の野菜をとても喜んでくれて、いろいろ話をするようになった。私の担当地域は4つの常会で65歳以上の人が100人を超えている。65歳以下の人は100人に及ばない。もう45年も住んでいるのに民生委員になって初めてわかることばかり、特に人間関係は密度の濃さと噂の伝達の早さには驚くばかりです。
　先日Sさんを訪ねる際ゴーヤを３本持っていき、Sさんの家前のお母さんが畑にいたので１本あげて、通り道のTさんは以前から知っているので１本あげて、残りを留守だったSさんに置いてきたのですが、次の日Sさんに会うと私の行動が全部近所から報告されていて、なぜTさんにゴーヤをあげたのかと聞かれました。以前から知っていると言ったのですが、Tさんは意地悪で近所から嫌われている人でなんでそんな人にゴーヤをあげたのかと言われて驚きました。
　この村に来て４５年経ちますが、もうだいぶ慣れて私も岩瀬村の住民らしくなってきたと思っていたのですが、いやいやまだまだこの村のというか農業を基礎とする地域共同体が培った価値観というか常識というか、その中での言葉遣いとか、怖いものがあります。
　

白骨死体

　後期高齢者になって運転免許を返上する前に車を新しくしようと、新車を購入することにしました。タバコハウスと車庫がくっついているので、田植え機械や運搬車や農作業機械で一杯なのを、一昨年中国人の廃品回収に全部持って行ってもらいましたが、それでも雑然として板や藁、コンテナや戸棚などを義弟と一緒に片付けていると、突然義弟が悲鳴を上げて「気持ち悪い！」と叫んだので、何だろうと指差すものを見たら、動物の白骨死体でした。
　猫にしては頭骨が長いし、腰の骨も幅広いので犬かなあと思ったのですが、白骨になるまで何年たったのか、今まで気がつかなかったのさえ不思議です。タバコハウスは３５年ぐらい前に建てた二階建ての大きなもので風通しも良いとはいえ、臭いもしなかったのだろうかと、他人事のように思いを巡らして、そういえば一昨年は藁の上でタヌキが死んでたことを思い出しました。
　２０１０年に夫が亡くなってから義母、母、猫のポワロと捨て猫のパンダを見送りましたが、葬儀を終えると法事を重ねるという日々で、生きているものの命のはかなさと向き合ってきたなあとお盆の後に思っています。
　白骨死体は骨の太さから犬かと思いますが、送り盆の１６日に見つけたので、やっぱり見つけてほしかったのだろうと思いました。合掌。

二か月の空白

　空白というか、さぼりというか、ブログこんなに休んでしまっていいのかな・・・・いいんだ！、と開き直りの発見でした。
　6月20日に隣の事務所の若い子が辞めるので送別会が開かれました。居酒屋で気が付いたら冷房が作動していて次の日から熱が出て風邪でした。一緒のH嬢も同じような症状になったのに、私の場合はそのまま重症になり、民生委員の旅行をキャンセルできなくて参加したら、もっと重症になってひどい夏風邪に身を任せていたら、6.30行動に突入してふらふら状態になり、7月一杯病人でした。
　体に力が入らなくて、リポビタンを飲んで寝てばかりいました。今月初めからリポビタンを飲んだら夜眠れなくなったので、回復してきたと思いました。この間会議や出張もあり、畑も手を入れなければならないという忙しさで食事も進まず体重まで落ちてしまい、そろそろお迎えが来るかと思うと、もったいないという発想はやめようという気持ちになりました。
　そんなわけで、今年はひどい風邪をひいたと思っていたのですが、日記を見たら、（十年日記なので昨年のことがすぐわかります）昨年も同じく重症の風邪にかかっていました。もうやりたいことは保留にしておかないで行動しないと人生が終わってしまうということにきがつきました。。