ひがないちにち

ひがないちにちわたしは
ぐらんどぴあののまえにいる
ひがないちにちわたしは
ぐらんどぴあののこどものまえにいる

ちいさなぐらんどぴあのはそれでも
おおきなあごひげをたくわえわたしをなぜる

わたしのあたまをなぜる
わたしのかこをなぜる
わたしのみらいをなぜる
わたしのときをなぜる

ゆびさきのからまるふつりあい
こめかみのつまるふじょうり
こまくのみこどううち
みゃくみゃくと

わたしはぐらんどぴあののこどものまえにいる

ゆうやけよ
そのぼじょうにひかれたつきが
ただねているとおもうな

ゆれおちたいちりんのわたぐもよ
はかなさとえんじゃをはきちがえて
どうかみちをたがえるな

ひがないちにちわたしは
ぐらんどぴあののまえにいる
ひがないちにちわたしは
ぐらんどぴあののこどものまえにいる

ちいさなぐらんどぴあのはそれでも
おおきなあごひげをたくわえわたしをなぜる

わたしのあたまをなぜる
わたしのかこをなぜる
わたしのみらいをなぜる
わたしのときをなぜる

けれどそれはただひとときの

ただひとときの