れんげ畑

日記、料理、ZEROさん

相似形そして一部

2017-10-20 13:51:19 | 日記
かつて人事の仕事をしている人から聞いたこと。
例えば、どうしようもない10%の人々が出て行ったら、その組織全体の質が上がるのではなく、残った人々のうちの10%が同じどうしようもないレベルになってしまう。理由はわからないが。と。

天使と悪魔の幅の内に、人間は存在する。
どのような集団・組織の中でも、両極に近い人はいつもいる。どうしてもいる。
自分がまたは愛しい者が、その極端な人々から傷を受けた場合、その組織全体に、人間全部に、恨みを持ってはいけない。
純粋な人間ほど恨みは強く大きくなる。全てを破壊したいほどにも。
でも、それは間違っているよ。
それで気が済み、楽になるものではないよ。
それは自分自身をも傷つけること。深く深く傷つけることになるよ。

集団や組織は、自分の相似形、そして自分の一部。
そこに大きな割合を占める普通の人間、普通の自分がいる。
どんな愛でも、小さな愛でも持ってみれば、たぶん分かってくると思う。
まずは、どんな自分であっても自分を愛してみること。(これを教えてくれたのは日木流奈さんの本だったように思うのですが)
そこから始めれば少しずつ、もつれた糸がほぐれていくと私は思っています。