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島根の山を歩く

島根県の山を歩き回った記録です。

島根県民の森で指谷山、指谷奥を歩く 2014年6月12日

2014-11-09 21:44:35 | 島根の山歩き

島根県と広島県の県境の山の一部が 「県民の森」として整備されていて、その森にホテルもあるというので 一泊して山歩きに出かけた。

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雨の夕暮れにホテルに着いた。「森の巣」という施設だ。

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森のホテルはこじんまりとしてきれいなホテルだ。

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部屋も木目をふんだんに取り入れてナチュラルな感じだ。

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手作りの壁飾りやティーセットのバスケットもあり、いい雰囲気だ。

しかし食事の予約は3日前までにしなければならないという。これはちとつらいなあ。しかたないので、飯南町まで食べに出かけた。

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ホテルでもらった「県民の森登山地図」に計画線を記入した。

ピンクが予定縦走ライン、ブルーが激しい雨のため途中で下山したルートを示す。

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昨夜の土砂降りの雨も上がり、曇り空のなかホテルの横の登山道を朝7時にスタートした。このあたりは公園になっていてとてもきれいだ。

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しばらくは林道を歩くが、すぐに山道になる。

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すぐに林道と交差する。指谷山へは直進だが「土谷展望台へ0.5km」という標識があるので、まず寄り道してから行こう。

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約20分で展望台に到着。しかし雲に覆われて景色はほとんど見えない。

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これから進む方向に雲に覆われた山が見える。あれが指先山かと思ったが、実際はいくつもピークを超えて行かなくてはならなかった。

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足元にホテルと私の車が見える。

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すぐに引き返して先ほどの分岐点から指谷山へ登る。道は広く、階段も整備されていて遊歩道になっている。

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このあたりの山にはいたるところに「山ボウシ」の木があり皆大きな木だ。

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この一帯は天然の森なので、杉やヒノキの植林帯と違いとてもきれいだ。歩いていてもさわやかで、飯南町が売り出している「森林セラピーの町」というのもうなずける。

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向こうに見える白い花も「山ボウシ」でかなり大きな木だ。雲の流れるなかで白く光っている。

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急坂をジグザグに登っていく。

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到着した木地屋谷展望台は雲の中だ。ここは峠になっていて、そのまままっすぐ進めば広島県側へ下る。登山道は標識どおり 左へ曲がり尾根道を進む。

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今までは道幅が広く熊笹も刈られた遊歩道だったが、ここからは山道になる。

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進む右手に時々雲がちぎれて山が見える。広島県側の山だろう。

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すぐに指谷山山頂到着だ。見通しはあまりきかない。

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「Love Nature」といいながら こんなことしている。手作り標識をステンレスワイヤでブナの木の幹にきつく締め付けている。これではブナがかわいそうだ。

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標識は、植物繊維の紐で木の幹にくくるか、針金の場合は木の枝にぶら下げるか、人工物に こういう風に取り付けするのだよ。わかったかな、付け替えといたけんね、広大生のワンゲル君。

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進む方向に高い山が見える。あれが次のピークの指谷奥か。

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と思いきや そのピークについたらまた坂を下り、また登る。

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ということで 1時間くらいにピークをいくつも超えていく。

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ようやく杉が谷分岐を通過する。分岐標識はわかり難い。そのまま直進する。

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道の両側あたりいちめんに白い花の群生が見事だ。

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指谷奥に到着。このポイントが今回の縦走の最高地点 標高1048mだ。

ピークらしき場所はなくて、ただの通過点のようだ。

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急坂を下っては

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また登るということをしばらく繰り返す。

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そして この深い谷の底への急降下が始まる。ところどころにロープが設置してあるがとても急で滑りやすく、緊張しながら急降下を続ける。

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左手に不明な分岐道がある。「明眼寺谷ルート」かと思ったが、標識もなく道は笹薮が深く 不明な分岐だ。そのまま通過する。

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今度は一転して、強烈な上り道が延々と続く。今日一番の上り道だ。小休止しながら登り続ける。次第に雲が流れてきて 天気が悪くなりそうだ。

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かなり登ったころピークに到着。手元のGPSでは標高が1000mを超えている。すごいのぼりだった。しかも山道ではなくて、ただの急斜面なので道はなく踏み跡だけがたよりだった。

ここは「大万木山」への縦走路への分岐点だ。大万木山へは行ったことはあるが、いつかここから行ってみよう。とりあえず左の「琴引き山」方面へ進む。

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しばらく尾根道を歩くと 突然林道に出た。びっくりだ。

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振り返ると歩いてきた山は雲に隠れている。

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計画した縦走路は林道を横切ってそのまま続いている。

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この休憩所で休憩しているうちに、次第に雨が激しくなり 雲もどんどん流れてきた。このまま縦走を続けても 雲に巻かれて道が不明になるかも知れず、ここまでかなり体も濡れて来た。

5時間も歩いていると ゴアテックスの上下を着ていても 襟首やズボンとスパッツの隙間から 水滴が入ってきてある程度濡れてくる。それにほとんど周りが見えず 雲の中を歩いているだけになる。

ということで縦走はここで打ち切って 林道を下山することにした。

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降りしきる雨の中を黙々と歩く。くだりの道路を歩くのはとても楽で早い。

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縦走路で分岐点が不明だった明眼寺ルートの林道がここで合流してくる。

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周りの深い山々に雲がどんどん流れるのを見ながら「なんでこんな深い山の中に こんな林道を作るのだろうか」という疑問がわいてきた。しかも「島根県民憩いの森」を破壊しながら。

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しかもあちこちに新しい林道の分岐支線が次々にできつつある。あたりいったいは「島根県有林」と書いてある。島根県民は本当にこんな林道をのぞんでいるのだろうか。

それとも県の職員が勝手に森林破壊しているのだろうか。

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そんな腹立たしいことを考えながら歩いているとあっという間に 4.5kmの林道を降りてしまい、森のホテルに着いた。

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ホテル裏に「大神山神社」と「金屋子神社」があったので無事下山をお礼に行くことにした。

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大神山は大山(だいせん)の事で 神のおわす山 神名備山である。また金屋子神社はこのあたりで昔から盛んだった 製鉄技法「野蹈鞴(のだたら)」の神様である。

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県民の森で見た花たち

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大阪ではまだ咲いていなかった笹百合もこの森のあちこちで雨にぬれて咲いていた。

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先日世界遺産大峯奥駆道で沢山x咲いていた「小紫陽花」も県民の森でいたるところに咲いていた。

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銀竜草(ぎんりょうそう)も落ち葉の間でひっそりと咲いていた。キノコではなく、れっきとした草花である。

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杉ヶ谷分岐あたりに白い花が群生していた。

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深山嫁菜(みやまよめな)と言う花だ。

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この花は「白嫁菜」、「野春菊」、「都忘れ」という別名を持つそうである。園芸種の「都忘れ」はこの花を栽培して色が着いたものらしい。

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ホテルの駐車場に帰着したのは午後一時過ぎ。6時間の縦走であった。お昼がまだなので 着替えてすぐに 飯南町の有名なお蕎麦屋さんに直行。休日には店の前に長い行列ができるというので店の前にはたくさんのベンチやいすが並べてある。

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私は 有名な「割り子そば」を注文した。これで1350円。ちなみにこの店は松江や広島のデパートにも出店しているという。※松江市では一畑デパート6階にあるので何回か食べに行ったことがある。

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