世界遺産熊野参詣道小辺路を歩く

熊野古道小辺路を高野山から 熊野本宮大社まで歩いた記録です。

No6 三浦峠から十津川温泉 2014年1月28日

2014-01-31 18:45:19 | 世界文化遺産熊野参詣道小辺路を歩く

三浦峠へは奈良県十津川村西中から往復して歩き、西中から十津川温泉へは

本来小辺路を歩くべきだが、当時の小辺路は現在、国道425五号線になって

いて そのアスファルトの道を約10キロ2時間近く歩かねばならないので、

ぜんぜん楽しくなさそうなので 車で移動した。

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011 

ト地図その1、西中バス停から出店跡まで。

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022 

ト地図その2、出店跡から三浦峠まで。

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186 

道路わきの広場に駐車して歩き出した。

この橋を渡ると西中集落と西中バス停がある。

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2 

ここが登山口で大きな標識が分かりやすい。

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391 

歩き始めは山道だったが

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493 

すぐに林道に出た。その後何回か山道と林道を繰り返す。

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6198 

きれいな農家の横から本格的に山道だ。犬がじっとこちらを見ている。

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6202 

この農家の横に登山届けポストがある。林道をそのまま歩いても三浦峠へ

行けるらしいが、当然小辺路の旧道の山道を行く。

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6306 

しばらく登ると無人の農家の庭を通り過ぎる。

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6556 

この農家の庭先の水場は凍り付いている。とても寒い。

こへ来る途中の十津川役場付近では気温マイナス3度だった。

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715 

山道はよく整備されている。随所に石垣積みが見られる。

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87 

大きな岩を削った場所もある。

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908 

岩を削り、階段にした場所もある。

昔の人は手作業で大変な作業だったことだろう。

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10110 

しばらく山道を登ると矢倉観音堂に到着。

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10213 

内部の観音様や、お地蔵さんにたくさんお供えがしてあった。

手を合わせて先に進む。

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1131 

五輪の石塔を過ぎる。古めかしい石塔だ。

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12183

ここが 出店の跡らしい。わずかばかりの平地になぜか杉の植林をしていて、

杉の木の根が石垣を破壊して、周りの土地も雑木で荒れ放題だ。

なぜこんなことをするのだろう。世界文化遺産としての 価値がまったく

分からない、理解できない連中のすることだ。

貴重な史跡を保存したり、そのまま置いておくことは出来ないのだろうか。

奈良県、和歌山県ともに 文化遺産に対する扱いがお粗末過ぎる。

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12263 

急斜面が崩落している場所もあった。慎重に通り抜ける。

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13252 

古矢倉(ふるやぐら)跡に来た。ここまで来ると少し雪が残っていた。

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1313 

古くてお顔も判別できない石仏がいらっしゃる。

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133 

ここは見通しもよく、遠くの山もよく見える。

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1418 

それからしばらくは尾根道歩きだ。

尾根の両側は鋭く落ち込んでいて、急斜面が続く。

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14237 

時々右手の山の中に家がみえる。

説明看板があり、「今西集落」と書いてあった。この西中集落に来る途中、

間違えて「今西集落」へ行き、あわてて引き返した場所だ。

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1860 

進む山道の前方上部に空が見え、「いよいよあそこが峠だ」と思い近づくと、

次の坂道が現れる。それを何回か繰り返す。

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198 

この先が今度こそ峠のようだ。

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2070 

見覚えのある小屋が見えてきた。

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2172 

前回休憩した小屋だ。神奈川県から来た若者と一緒にお昼ご飯を食べた

場所だ。地面はバリバリに凍っている。

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今回もこの休憩所でお昼ご飯とする。今回も山道の途中で関東から来た

若者とすれ違った。彼も今夜十津川温泉で宿泊し、明日熊野本宮へ行くと

言っていた。

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2374 

小さく見える五百瀬集落の向こうに「伯母子岳」が見える。

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2475 

前回ここへ登ったスタート地点の五百瀬集落だ。

五百瀬からここまで2時間半かかったが、西中からここまでは3時間15分

かかった。こちらのほうが少し距離が長いようだ。

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3217 

昼食後直ちに下山する。登ってくる途中あちこちで見た道沿いの石垣は、

どうも棚田の跡のようだ。ここにも杉の植林をして、その根が石垣をどんどん

破壊している。浅知恵の林野行政の仕業だ。

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3193 

「ここは松茸山じゃけん、入ったら駄目だけん」とあちこちに立て札がある。

おまけに針金でフェンスまでしてある。世界遺産の参詣道に、なんとも無粋な

看板だこと。せっかくイニシエの参詣道の雰囲気を味わおうとやってきたのに、

これではなあ。なんともはや。これもなんとかならんのかいなあ。

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337 

ようやく最終民家(今は無人)まで降りてきた。

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3501 

眼下に西中集落が見えてきた。あともうすこしだ。

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36 

下り道はこの黄色い道を降りてきた。登りの時は、分岐点に標識が無かった

ので、そのまま林道を歩いてしまったようだ。

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3705 

あの前方の山並みの更に奥の山に三浦峠があり、そこまで行ってきたのだ。

それにしてもこの橋の鉄骨は大丈夫かいなあ。錆でぼろぼろだけど。

たまに村営バスが走るくらいだけど、危険やなあ。

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5007 

国道425五号線は十津川支流西川沿いの道だ。本来ならこの小辺路道の

アスファルト道路を2時間かかって歩き、十津川温泉へ行くべきなのだが、

ここから車で移動した。

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5108 

52812 

道の途中に川合神社があったので、立ち寄ってみたが「祭神その他説明文」は

まったくなかったので、どなたを祀っているのか分からなかった。

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5421 

その近くの「西川第一小学校」に立ち寄ってみた。校庭では 元気に子供たちが

走り回っていた。山道で沢山見てきた、廃屋の進むこんな山里のなかにも

「子供たちが沢山いて、小学校に通っている」ことに 驚いて感心した。

「山村崩壊」とか「限界集落」とか言われて久しいが 少し安心した。

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5523 

十津川村営の「ホテル昴の郷」に到着。

ホテルの敷地の中を小辺路が通っている。向こうがホテル棟だ。

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5643 

ここの露天風呂は「寝湯」があり寝転んで星空を見ながら入れる。

昼間の疲れを癒し、さあ 明日はいよいよ小辺路最終章の熊野本宮大社だ。 

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60 

実際に歩いた記録。登りは3時間10分、下りは2時間だった。

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61 

標高差は700m。三浦峠は標高1065メートルだった。(手元のGPSによる)

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