フリーランス的発想のススメ

~フリー満喫講座~

ディープ・ブルー

2005年10月07日 | ヨーロッパ・その他
「ディープ・ブルー」
監督:アラステア・フォザーギル
   アンディ・バイヤット
 
 緊急サミットの夜、アートディレクターN氏から「ディープ・ブルー」のDVDを借りる。N氏は長崎出身ということもあり、小さい頃から海とは深く関わってきたようで「とってもよかった」と言って貸してくれたのでした。
 ああ、なんでうちのTVはプラズマじゃないんだろう…と、地団駄ふむくらい美しい海が画面いっぱいに広がっていく。(ワンルームの部屋にそんなデカイTVがあってもしょうがないが)これを映画館で見てたら、ホントに海の中にいる気分になれたんじゃないかなぁ~、なーんてノンビリ気分で最初は見てたのですが…。
 私は動物のドキュメントものって見たことがなく、先々月初めて「皇帝ペンギン」を見ました。でも、個人的にはいまひとつ。(子どもが見ても楽しめる作りになっていたため)が、これは正真正銘、本物です。キレイなキレイな海の中では、弱肉強食の世界が繰り広げられていました。
 小さな魚は群れをなして移動し、その小魚を狙って大きな魚が集まり、またその大きな魚を狙ってサメが集まり、そしてそこにクジラが現われて、なにもかも全てを飲み込んでいく。(もう圧倒的なスケール)一番不気味だったのはシャチ。狩りの練習のためアザラシの子を襲うのですが、その後食べるワケではなく、捕ったアザラシの子を海に放り投げるのです。あまりにも残酷。だけど、それが真実の姿でもありました。
 カメラは深く深く進んでいき、ほとんど光の届かない海の底に到達します。どういう構造でそうなってるのか分からない、不思議な(美しい)生物が次々と現われ、そしてさらにさらに深く進んでいく――。あーなんだかだんだん息苦しくなってきた。。もうムリかも…と思ったとき、スパッと青空に画面が切り替わりました。
 美しいイルカの映像、微笑ましいカニの生態、どこまでも青く澄んだ海。そんな美しい映像もこの映画の1つですが、私は後半、ちょっと怖かった。人間の知識や文明なんて、てんでちっぽけなんだと教えられた気がします。(海をナメちゃいかんぜよ。☆☆☆☆☆☆☆☆)

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