スニーカー履いて

‘猫’も歩けば・・・今日はどんな出会いが?

三之宮比々多神社

2014-03-19 | 神奈川


以前 大磯の「六所神社」を訪ねた際に、こんな話を聞きました;

大化の改新後 地方に‘国’が整い、新たに赴任した国司は任地に着くと
まず巡拝と称してその国の有力大社を参拝するという制度がありました。
しかし、
巡拝に費やす日数・費用・人員確保が大変であることから、国府に近い所に
各神社の分霊を合わせ祀る総社が造られ、各神社から集まった神輿(分霊)が
納められた総社に 国司は参拝し、国家安泰を祈願するようになりました。
現在も、
毎年5月5日に行われている祭礼「相模国府祭(さがみこうのまち)」で
相模国一之宮「寒川神社」・二之宮「川勾神社」・三之宮「比々多神社」・
四之宮「前鳥神社」・平塚八幡宮・総社「六所神社」の六社の神輿が
大磯の斎場に集結して、国家安泰・五穀豊穣を祈念するのだとか。


さて、
前置きが長くなりましたが・・・そんなワケで、
今回 阿夫利神社下社でツアー解散のあと、せっかくなので
その相模国三之宮「比々多神社」を訪ねてみようと思いました。


ツアーのガイドさんにおおよその道筋を聞き、あとは道々尋ねながら
行くことにして・・・「石倉橋」バス停から、独り 歩き始めました。




「石倉橋」から 右の方へ下っていく広い道を歩いて行くと、何と
行けども行けども 人に会いません。 人が1人も歩いていない~

これは迷子になったら大変だゾ! と、あらためて気を引き締めて
‘猫’の「カンピューター」が 正常に作動することを願いつつ・・・
ガイドさんの話では、1kmちょっとある ということでしたが。


「関東ふれあいの道」の道標がありました☆


「比々多神社」と書かれてありましたっ! 
この道でいいのね(ホッ)


面白い名前のバス停が・・

バスは、1時間に1本。


ガイドさんの言葉を反芻しながら、ちょっとした山道(?)に入ります。
相変わらず誰にも出会わず、いい道なんだけど ちょっと寂しい感じ・・・
尤も こんな道で誰かに出会ったら、却って ドキドキかもねぇ。
          




やっと、畑と人家のある所に出てきました
立派な石垣を巡らした家の石段に、腰を下ろしている年配の女性を発見☆

道をお尋ねしたら、
話し好きな方だったようで 暫し立ち話になり・・(笑)
こういうことも、散歩の楽しみのひとつですもんね
道を確認することができて、元気も層倍!






歩き始めて30分ほどで、無事 神社に到着することができました。

比々多神社

主祭神: 
豊斟渟尊(とよくむぬのみこと) ・稚日女尊(わかひるめのみこと)
           天明玉命(あめのあかるたまのみこと) ・日本武尊(やまとたけるのみこと)
    相殿神: 
大酒解神(おおさかとけのかみ)=大山祇神 ・小酒解神=木花咲耶姫

神社の歴史は大変に古く、社伝によれば、紀元前655年(神武天皇6年)に
国土創造の神を祀り 国土安泰を祈ったのが創起とされています。

昭和初期に 神社周辺から360基の古墳が発見されたそうで、境内にある
「郷土資料館」には、縄文~近世の遺物・資料約2,000点が収められているとか。
時間の余裕がなく、残念ながら見学はできませんでしたが。


社務所におられた方が 駅までの道を丁寧に教えてくださり、
迷子にならずに、無事 家に帰ることができました。
お世話になった皆さま、大変ありがとうございました!

 



 

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