久しぶりの東海道ぶらり旅です。
先月藤沢宿を出て、辻堂辺りに来たところで日が暮れました。
その後日、辻堂古道に寄り道をして・・
今回は、JR「辻堂」駅北口から古道の続きをたどって旧東海道と
合流し、次の平塚宿へ向かって歩いてみようと思います。
さて、どこまで行けるかな?
駅を出て、新装成ったデッキの右側の階段を下り
車の往来が多い広い通りを北へ向かって歩いて行くと
左側に まだ新しい石塔と仏像、その先にお寺の参道。
「寶光山 本立寺」
日蓮宗のお寺です。
説明板によると;
1592(文禄元)年 日栄上人が静岡市清水区興津に創立。
1924(大正13)年に日佛法尼・日顕上人が現在地に移転。
本尊: 十界大曼荼羅
どことなく愛嬌のある表情の狛犬さん
くねくねと民家の間の道を抜けて、やっとR1に交わりました。
路傍にひっそりと、いかにも古そうな石塔が・・
「常光明真言塔巡礼供養塔」
表面が剥がれ落ちていてよく読めませんが、大山参りの帰途に
寶泉寺に立ち寄り参拝する慣習があり、その道標だったようです。
さぁ、ここからいよいよ旧東海道歩きになります☆
どんな出会いがあるか、楽しみながら歩きましょう!
小和田という町に入ります。 右側にお寺の山門。
「龍徳院 上正寺」
浄土真宗のお寺。
山門前に立たれるのは、旅姿の親鸞さんでしょうか。
説明板によると;
木造聖徳太子立像が祀られてあるそう。
室町時代の作と考えられているとか。
市指定重要文化財。
境内にある大きな石燈籠
1681(延宝9)年 徳川4代将軍家綱公の菩提のため
対馬守 安藤重治(重博)が奉献し、上野 寛永寺に
納められていたものが、市にもたらされたそうです。
市指定重要文化財。
街道の左側に
「千手院」
真言宗のお寺だそうです。
本尊: 十一面観世音菩薩
すぐ近くの右側には
「山王山 観音院 廣徳寺」
真言宗のお寺。
本尊: 千手千眼観世音菩薩
街道筋には、近代建築の住宅や店舗に混じって、
どっしりとした風格のある建物が見られることも
「菱沼陸橋」下の右側に、何やら説明板がありました。
「牡丹餅立場跡」
宿場と宿場の間に設けられた休憩所が「立場(たてば)」。
これまでにも何度か出てきましたね。
藤沢宿~平塚宿には4箇所あって、その1つが「牡丹餅立場」。
きっと、名物のおいしい牡丹餅を出す茶店があったのでしょう。
1960(元禄3)年に 菱川師宣が描いた「東海道細目分間之図」の一部。
下図で見ると、牡丹餅茶屋・一里塚・大山・富士山などが分かりますね。
「本村」という地域に入ってきました。
左側に「TOTO」の大きな工場が見えます。
立派な松並木が続きます。
街道沿いの松並木は黒松。地上1.2mの幹周りが1m超で、
推定樹齢400年という松もあり、長い間風雪に耐えて育った
貴重な文化財として、地域の人々に親しまれています。
(続)
この松並木は素晴らしいですね。
(でも、そろそろ花粉も飛んでいるようで・・)
東海道といえば、やはり松並木のイメージですよね!