それが一番の問題

概要は後からついてくる

スラムドッグ$ミリオネア ダニー・ボイル

2009年12月28日 | 映画
スラムドッグ$ミリオネア [DVD]

メディアファクトリー

このアイテムの詳細を見る


原作はインド人外交官でもあるヴィカス・スワラップ Vikas Swarup。
監督はダニー・ボイル。どこかで聞いたことある名前だと思ったら、
Trainspottingを撮った人でした。

映画の名前を訊いたときは、ギャング映画かと思った。
ギャングもでてくるけど、あくまで映画の一部として。

Who Wants to Be a Millionerにショウで出たスラム出身の主人公。
順調に正解を重ねるが、cheatしてると疑われる。
その疑いを晴らすために、各問題の答えを知り得た実体験エピソードを説明していく。
その過程で、インド(ムンバイ)の一面が浮き彫りにされる、、、。

エピソードがどれほど真実味のあるものなのかはわからないけど、
物語の構成がすごく斬新だと思う。

脚本も素晴らしい。飽きさせない。

エンドロールはダンス。
インド映画ではないけど、すごくインド映画っぽい。

久々に名作を観た気がする。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

インドの時代―豊かさと苦悩の幕開け 中島 岳志

2009年12月27日 | 
インドの時代―豊かさと苦悩の幕開け (新潮文庫)
中島 岳志
新潮社

このアイテムの詳細を見る


著者は、京都大学から博士号を取得している。専攻はわからない。
ハーバードで客員教授をしていたこともある。

そのため、、、だと思うが、文章が非常にアカデミック。
社会科学?用語がたくさん出てくる、「記号化」とか。

社会学的視点から見たインドの問題と、政治/宗教について書かれている。

物質的に豊かになることにより、インドがアメリカや日本と
似たような問題を抱えはじめている、と忠告している。

あとは、宗教と政治が、こんがらがった問題。

んー、宗教と政治はとても複雑だな。
日本人には、特に理解しづらいのではないかと思う。
インド人の名前に慣れないと、なかなか覚えることができない。

ま、少しづつ。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

のぼうの城 和田 竜

2009年12月18日 | 小説
のぼうの城
和田 竜
小学館

このアイテムの詳細を見る


先輩が大絶賛していたので読んでみた。
「まったく新しいタイプの時代小説」と聞いていたが、
そうでもないように思う。

かなり面白かったけど。

良い小説は視覚的な印象を残す。
この小説には強烈なシーンがいくつかあった。
「踊り」のシーンとか。

本の装丁デザインもすばらしいと思う。
この装丁に惹かれて読むことを決めたようなもんだ。
主人公のイメージをあますことなく表現している。

読んでよかったと思う。
本棚に入れておきたくなる作品。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする