酒とギターとまさやんと

酒好き野郎の音楽やギターやわが師匠「まさやん」の話など
徒然します。

中村中・・・精神論と楽曲と若さ

2007-01-12 20:21:32 | 音楽
我が家ではスポーツ新聞をとっております。
毎日欠かさず目を通すわけで、2週間に一回ぐらいのペースで「オリコンチャート」掲載されます。
昨年末あたりから(もっと前かな?)本日の題名にもある「中村中」という名前をちょくちょく目にするようになりました。
少しばかり気にはなっておりましたがボキャブラリーの少ないワタクシは「中村中」をなんと読むのか分からず、なんとなく「森三中」みたいでありがちなガキンチョBandかなぁぐらいにしか思っておりませんでした。

今日、ラジオプログラムにゲスト出演しておりました。
「中村中」、「ナカムラアタル」と読むんですね・・・。

少しですが「楽曲」も耳にしました。
Goodセンスのニオイがプンプンと匂ってくるサウンドと歌声でした。
なんとなくですが「清い”椎名林檎”」っぽく感じました。

このラジオ番組の司会者が私はあまり好きではないのですが・・・。
なぜ好まないかと申しますとゲストの方(特にミュージシャン)必ずと言っていいほど作品(楽曲)を製作している段階での状況を質問するのです。
特にそのときの精神的状況と申しますか、楽曲を作られるまでの気持ちみたいなものを聞き出そうとするわけなのです。

ワタクシの持論なのですが楽曲と言うものは造り手から世間に発表された時点で他者に渡っているのではないかと思うわけなのです。
そうなってくると製作過程での造り手の「精神」なんかは楽曲を聴くという行為に対して非常に余分な情報なわけでして・・・純粋に曲に没頭できないと申しましょうか・・。
そんなものはいちいち説明しなくてもその曲からかもし出てこなくてはいけないと思うわけです・・・ハイ・・・。

この番組に出てくるゲストでセンスのいい方はこういった精神的な質問に対してはまともに答えず上手くはぐらかす訳なのです。
山崎まさよしにしても奥田民生にしても井上陽水にしても・・・。
まぁ中堅どころや大御所なんかは「はぐらかす」こともできるのでしょうが・・・。
若手というカテゴリーにいるミュージシャンはことごとくまともに答えてしまっているのです。

そんな中、本日のゲストの「中村中」は非常にセンスの良い受け答えをしておりました。
しかもデビュー半年、年齢は21歳との事・・・。
上手く言えないのですが今日の彼女の発言を聞いていていい意味で「ウソがない」と申しましょうか・・・。カッコつけていないと申しましょうか・・・。上手く包み隠しつつ自分を出していると申しましょうか・・・。
そんな感じが楽曲にも醸し出ているように感じたわけです。

番組の最後にドライビングミュージックをゲストが一曲選ぶのですが彼女の選んだ曲がユーミンの「埠頭を渡る風?」というのもGoodでした。
ほとんどのミュージシャンはわけのわからない「洋楽」を選ぶのですが・・・。

と、こんな感じで久しぶりに「おっ」と思う歌い手さんに会えたような気がしました。
今後非常に「期待大」です。

只今よりHPを探して飛んでみたいと思っております。
ってこの文章を書く前に行けっていうの・・・。

・・・追・・・
ひとつ残念だったのが「俳優」もチャレンジしたいような事を申しておりましたができれば「歌」一本で行ってもらいたいものです。
(俳優&歌はまさよし氏だけで十分でございます)

・・・追・・・パート2(HP他を確認後の追記)

これ読んだら「清い椎名林檎」と言った私もまんざら間違いじゃなかったのね。

「俳優」もうやっちゃってたのね・・・。

そしてワタクシの好みではないのですが「イイ女」です。

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2 コメント

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苦手なDJ (かおり)
2007-01-13 09:19:24
あー、よくわかります!
なんか、作り手になにからなにまで意図を説明されると
今度はそれに縛られてしまって
その曲が大きくはばたけなくなるような気がします。

ギャグの解説なんて野暮の骨頂ですよね。
なんかそういうのと通じるような。
「なんでこの曲に惹かれるんだろう?」
って自分で考えるのがメンドくさい人には
作者が限定してくれるのはいいのかもしれないけれど。

山崎さんの「あじさい」は、ご本人は
「今はギクシャクしてるけど、なんとか君とうまいことやっていきたいな」
って歌のつもりで書かはったようですが、
私の中では、
「別れを受容した人間の、愛への鎮魂歌」です。
そんな解釈があっても間違いじゃないと思うんですよね!
聞いた人のココロのなかで歌が育つ。
そこが音楽のいいところだと思っています。

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ココロのなか (yayasuji)
2007-01-13 19:59:58
>かおりsan
コメントどうもです。
共感していただき幸いです。
「歌はココロで育つ」・・・まさにその通りだとワタクシも思います。
感受性の貧弱なワタクシは「あじさい」という曲は
「梅雨の昼下がりに部屋にいる無口な男女」の情景しか思い浮かびませんでした。
「別れを受容した人間の、愛への鎮魂歌」・・・
んーーーん・・・深い・・・。

ギャグの解説を要求してくるような輩は「お笑い」を見る資格ナシです・・・。
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