ヤマトタケルの夢 

―三代目市川猿之助丈の創る世界との邂逅―
★歌舞伎・スーパー歌舞伎・その他の舞台★

大阪 新歌舞伎座『新・水滸伝』 1

2013-08-19 22:44:32 | 歌舞伎

 

 

 

 

魏・呉・蜀ですか?という色使いはもとより(もう、段四郎さんや歌六さんの姿が蘇る~)

かつてを知っているファンには、『新・三国志』色満載。

歌舞伎の手法の「換骨奪胎」を古典歌舞伎ではなく

スーパー歌舞伎からやってみました、ということであれば、これもまた

やっぱり「歌舞技」のいき方なのでしょうか。

横内さんもブログに書いていたからいいかと思うけれど

音楽も、三国志の音源から持ってきたものや、

殆どの意匠が組み込まれており(まあ、一幕切の噴射は

オオクニヌシの宙乗り?)強くメッセージを繰り返し伝える手法は

ある意味、ヤマタケ以来ぶれてない?

 

中日版を見てないので、ルテ銀と比べると

相当、衣装や、フライング、宙乗りほか、演出も派手でお金もかかっている(笑)

 

アフタートークで右近さんも解説していて、ホント、観客のことを考えたアイディアだなと想ったのが、

幕にミラーを使っている場面。

客席通路を使用する演出があるけど、すりばち型の中日劇場と違って

新歌舞伎座の場合、三階だと1列目から二階だと5列目以降は、それを観ることが出来ない。

逆に、一階席後方の人は宙乗りで鳥屋付近が見えない。

それを解消するために、幕にミラーを貼ったとのこと。

(新三国志パート3でも使ってたかな。これは、ハーフミラーだったかしら?)

客席が映りこむことで、空間も広がる。

三代目がよく言っていた「いいとこどり」?

 

つづく

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