だれもが一度は耳にしたことのある鳥の名前「アホウドリ」この鳥は日本各地で様々な名で呼ばれている。
この本の著者である鳥類学者であり、動物生態学者でもある長谷川博氏は、山口県長門地方で呼ばれている「オキノタユウ」
がもっともふさわしいと考え、本書ではアホウドリに代わる名前として書かれている。
このオキノタユウは、人間が羽毛を取ること等による乱獲で1949年に一度は絶滅宣言されたが、じつは少数の鳥が無人島で生き残って
いた。
長谷川氏は、この鳥を絶滅から救うため40年以上にわたって地道な調査を続け、克明な記録を残している。また
毎年1ヵ月もの間、伊豆諸島の無人島の鳥島でオキノタユウの調査と保護活動を現在も続けている。
長谷川氏がこの道に入ったきっかけは・・・・
・ 書名 「オキノタユウの島で」 無人島滞在“アホウドリ”調査日誌
・ 著者 長谷川 博
・ 出版社 偕成社 2015年5月初版 \1800+税
・ グレード 中学生~
本書にはご本人が撮影された美しいオキノタユウの写真をはじめ、様々な調査記録や毎日の食事内容、気象データー、一日の
総歩数まで記されている。是非読んでみてください。お勧めの一冊です。