想い出のエピソード

自らの体験や人から聞いた、過去の失敗談や面白い出来事を思いつくままに紹介

下宿よもやま話

2010年08月29日 20時43分34秒 | 日記
今日、同僚の稲山氏から聞いた2話



学生時代、稲山君は、友人の下宿に頻繁に遊びにいっていた。

ある日、友人の下宿を訪ねると、友人は不在で、見知らぬ人がコタツに入って
友人を待っていた。

夜も遅かったので、稲山君も、友人の下宿に上がり、コタツに入って、友人の
帰りを待っている人物と話をし始めた。

しかし、話の途中でなにか、かみ合わない部分が何点か出てきて、稲山君は、
違和感を感じた。

そして、相当時間が経過した時、稲山君は、ハッと気づいた。

稲山君が、上がった部屋は、友人の隣の部屋だったのだ。そして、会話の相手は
その部屋の住人だった。




稲山君が、よく訪ねていたその下宿には、8年かかって大学を卒業した木田君がいた。

木田君の下宿には、大家さんの子供で小学校6年生の女の子がおり、たまに話をしたり
した。

木田君が、8年生の時、大学の授業を受けるため教室に入った時、その大家さんの娘を
発見し、木田君は大きなショックを受けた。

木田君が大学に8年いる間に、小学校6年生の子は、中学校、高等学校を卒業し、見事、
木田君と同じ国立大学に現役合格し、同じ講義を受けることになったのだ。