(今回、清潔とはいいがたい部分が画像に写っています。すべて、私の掃除下手のゆえです。気持ち悪い方は目をつぶって見てください。)
やられた!!! 粘着性のある最上面の紙だけを取り除けている。
元々は、左側にある、縦長のグレーの紙と白い紙が並んでいる上に、右側のくちゃくちゃに取り除かれた紙が乗っていた。多分、ねずみたちが一番上の薄い紙だけを取り払ったのだ。その上に乗ると足がくっついて逃げられなくなって、死を待つしかなくなるからだ。
だが、一体どうやって?
ねずみの手(?)と足、それに口とで、どうやったら薄い上紙だけを剥がせたのか。くっつく面に触らずに。
「俺は今日、2匹めのねずみ(mouse)を捕った。スーパーで買ったネズミ捕りでさ。ねずみが上に乗ると、くっついて逃げられなくなるのさ。」そして、「捕ったねずみはどう処分したのか」と尋ねる私に、「ベランダから下に投げたよ。うっかりねずみに触ったりして、バイキンが伝染ると怖いので、とにかく投げたんだ」との答え。去年の12月ごろだったか、隣室のオーストラリア人教師との情報交換の会話の中での話だ。(ちなみに、私たちの部屋は4階にある。)
彼の言うネズミ捕り紙は、多分、これだろう。
中国語に大難のある私が、日中辞書で「ねずみ」と出したものを、店員のおにいさんに見せて、なんとかわかってもらい、やっと手に入れた代物だ。
袋から出して「ねずみ捕獲作戦準備完了」にしたものが、これだ。てかてかと光って、いかにもよくくっつきそうだ。縦19センチ、横34センチぐらい。
学生寮ではよくねずみが出るらしく、「私の洋服がかじられた」「わたしの洋服だんすの隅に糞をしていた」などと、女子学生の憤慨の声が聞こえていた。
だが、教職員宿舎の私の部屋には、ねずみはまだ現れなかった。それが、隣人の話を聞いてほどなく、明け方、台所でなにやらごそごそいう音がする。そっと、電気をつけて、台所を覗いてみると、コンロ台の下の棚に、茶色い、丸い、尻が覗いている。「頭隠して尻隠さず」とはこのこと。
夜が開けて、台所を点検すると、流しの排水用のくだがねずみにやられたらしい。先が半分ぐらい齧り取られている。
これでは、排水管の用をなさないので、友人に頼んで、新しいくだを買ってきてもらい、付けてもらった。
どうも、ねずみはこの排水菅を登って、我が部屋に侵入するらしい。夜は穴を閉じておかなければと、排水管をはずして、穴の上に土を入れた植木鉢をおいた。
ところが、ねずみは存外力があるらしい。翌日の朝みると、植木鉢が脇にどけられていて、台所はねずみに荒らされ、紙皿数枚が下に落とされていた。
それで、今度は植木鉢の上に、期限切れで使えなくなっていた消火器を乗せた。消火器は重く、私だと片手で持ち上げるのは難しい。
これが成功。こうしておけば、ねずみは台所には出てこなくなった。
また、隣人の話:
「俺の台所の外をでっかいねずみ、あれはmouseじゃなくて、ratだと思う、が歩いていた。心配するな、君の部屋とは逆方向に歩いて行った。でっかいぜ、このくらいはあった。」と両手で大きさを示す。30センチぐらいか。
「心配するな」と言われても、ねずみの気が変わって方向転換をして、今度は私の部屋の外を歩くかも知れないではないか。
それで、我がベランダにもネズミ捕り用くっつき紙を置こうと、スーパーへ行ったというわけ。買ってきたものを、ベランダの隅の排水管のそばに置く。
30センチもあるratがかかったらどうしようかと、気を揉みながら待ったが、3週間も経ってもねずみはかからない。もう粘着力も弱くなったか。
だが、その後すぐ、ねずみの脳力と、手、足、口先の器用さを証明する出来事が.....
なんと、一番上の部分だけ剥ぎ取られている。粘着力が弱くなっているとはいえ、そこに触れないで、表面の薄い紙だけを取り去るなんて!!! しかも、ねずみの脳みそと手足で!!!
数日経って、私をからかうように、壊されたねずみ捕り紙の周りに、糞をしていた。
さらに数日ご、退屈して遊んだか、紙が細かくちぎられていた。
これまで、ねずみのしわざと決めつけて書いてきたが、実は違うのかもしれない。敵は、力が強いし、頭もかなりよく、手先、足先も器用だ。犯人が何であれ、撲滅させるまで、私のタタカイは続く。
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やられた!!! 粘着性のある最上面の紙だけを取り除けている。
元々は、左側にある、縦長のグレーの紙と白い紙が並んでいる上に、右側のくちゃくちゃに取り除かれた紙が乗っていた。多分、ねずみたちが一番上の薄い紙だけを取り払ったのだ。その上に乗ると足がくっついて逃げられなくなって、死を待つしかなくなるからだ。
だが、一体どうやって?
ねずみの手(?)と足、それに口とで、どうやったら薄い上紙だけを剥がせたのか。くっつく面に触らずに。
「俺は今日、2匹めのねずみ(mouse)を捕った。スーパーで買ったネズミ捕りでさ。ねずみが上に乗ると、くっついて逃げられなくなるのさ。」そして、「捕ったねずみはどう処分したのか」と尋ねる私に、「ベランダから下に投げたよ。うっかりねずみに触ったりして、バイキンが伝染ると怖いので、とにかく投げたんだ」との答え。去年の12月ごろだったか、隣室のオーストラリア人教師との情報交換の会話の中での話だ。(ちなみに、私たちの部屋は4階にある。)
彼の言うネズミ捕り紙は、多分、これだろう。
中国語に大難のある私が、日中辞書で「ねずみ」と出したものを、店員のおにいさんに見せて、なんとかわかってもらい、やっと手に入れた代物だ。
袋から出して「ねずみ捕獲作戦準備完了」にしたものが、これだ。てかてかと光って、いかにもよくくっつきそうだ。縦19センチ、横34センチぐらい。
学生寮ではよくねずみが出るらしく、「私の洋服がかじられた」「わたしの洋服だんすの隅に糞をしていた」などと、女子学生の憤慨の声が聞こえていた。
だが、教職員宿舎の私の部屋には、ねずみはまだ現れなかった。それが、隣人の話を聞いてほどなく、明け方、台所でなにやらごそごそいう音がする。そっと、電気をつけて、台所を覗いてみると、コンロ台の下の棚に、茶色い、丸い、尻が覗いている。「頭隠して尻隠さず」とはこのこと。
夜が開けて、台所を点検すると、流しの排水用のくだがねずみにやられたらしい。先が半分ぐらい齧り取られている。
これでは、排水管の用をなさないので、友人に頼んで、新しいくだを買ってきてもらい、付けてもらった。
どうも、ねずみはこの排水菅を登って、我が部屋に侵入するらしい。夜は穴を閉じておかなければと、排水管をはずして、穴の上に土を入れた植木鉢をおいた。
ところが、ねずみは存外力があるらしい。翌日の朝みると、植木鉢が脇にどけられていて、台所はねずみに荒らされ、紙皿数枚が下に落とされていた。
それで、今度は植木鉢の上に、期限切れで使えなくなっていた消火器を乗せた。消火器は重く、私だと片手で持ち上げるのは難しい。
これが成功。こうしておけば、ねずみは台所には出てこなくなった。
また、隣人の話:
「俺の台所の外をでっかいねずみ、あれはmouseじゃなくて、ratだと思う、が歩いていた。心配するな、君の部屋とは逆方向に歩いて行った。でっかいぜ、このくらいはあった。」と両手で大きさを示す。30センチぐらいか。
「心配するな」と言われても、ねずみの気が変わって方向転換をして、今度は私の部屋の外を歩くかも知れないではないか。
それで、我がベランダにもネズミ捕り用くっつき紙を置こうと、スーパーへ行ったというわけ。買ってきたものを、ベランダの隅の排水管のそばに置く。
30センチもあるratがかかったらどうしようかと、気を揉みながら待ったが、3週間も経ってもねずみはかからない。もう粘着力も弱くなったか。
だが、その後すぐ、ねずみの脳力と、手、足、口先の器用さを証明する出来事が.....
なんと、一番上の部分だけ剥ぎ取られている。粘着力が弱くなっているとはいえ、そこに触れないで、表面の薄い紙だけを取り去るなんて!!! しかも、ねずみの脳みそと手足で!!!
数日経って、私をからかうように、壊されたねずみ捕り紙の周りに、糞をしていた。
さらに数日ご、退屈して遊んだか、紙が細かくちぎられていた。
これまで、ねずみのしわざと決めつけて書いてきたが、実は違うのかもしれない。敵は、力が強いし、頭もかなりよく、手先、足先も器用だ。犯人が何であれ、撲滅させるまで、私のタタカイは続く。
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