やりめし

独身ひとり住まい時代は自炊皆無。お茶さえ淹れず水道水でのどを潤す有様。そんな私(やりさん)にダンナも子供もできちゃった。

元祖カレー粉

2005年03月31日 | 野菜料理
■今日の晩ごはん

・さばの塩焼き
・大根とツナのカレー煮
・いかなごのくぎ煮
・みそ汁(ほうれん草、お揚げ)
・玄米入りごはん


<大根とツナのカレー煮>

・大根・・・適当(厚めのいちょう切り)
・ツナ缶・・・1缶
・調味料・・・しょう油大1、みりんとさけ各大1/2
・カレー粉・・・小1

①ツナ缶の油で大根を炒め、水をひたひたに入れ、調味料も加える
②大根がやわらかくなるまで煮る
③ツナとカレー粉を入れて味がしみるまで煮る


カレー粉を使った料理は苦手だ。往々にしてレシピが信用ならん。
(私はいまだに、たいていの料理はレシピを見ながら作る)
今回も、本では大1ほどのカレー粉を入れるよう、指示がされている。
うそやん。
鍋の中を見て思う。小1強のカレー粉をおそるおそる入れてみる。
ん。これで充分。ていうかむしろ濃い。

入れすぎると致命傷になる調味料(スパイス)は、カレー粉とオイスターソースだと思う。
逆に、唐辛子系は多少入れすぎても、どうってことない。(私基準)
カレー風味もオイスター風味もおいしいけど、
ガッツリきいてると、なぜあんなにまずいんだろう。

今回使ったカレー粉は、Hachiというメーカーのカレー粉だ。
ふむふむ。袋に「元祖カレー粉」とある。


がんそ  【元祖】

1) 一家系の最初の人。
2) 法統の初代。特に、浄土宗の開祖法然のこと。
3) ある物事を最初に始めた人。また、物事の始まり。鼻祖。創始者。(大辞林より)


元祖の持つ意味をあなどってはいかんぞ!何を根拠に「元祖」を謳っているのか。
どうでもいいことなのに、気になって調べてみる。

な、なんと本当に元祖ではないか!

明治38年 日本で初めてカレー粉を国産化「蜂カレー」として売り出す

ハチ食品株式会社

確かに商品製造元の「ハチ食品株式会社」のホームページに明記されている。
全然ピンとこない会社(失礼!)なのに意外や意外。
またひとつ賢くなったわ!

今日のカレー煮の出来は、カレー粉を入れすぎてイマイチだけど、
この話をしてごまかそう。

できたて生ビール

2005年03月30日 | 外食
だんなが新潟へ出張。晩ごはんは作らなくてOK牧場!
今日は友人のリー婦人が、家に遊びにきてくれたので、
お昼から、近所のサントリービール工場へ工場見学に行く。
2名から予約でき、しかもできたてのビールが試飲できる。しかも無料。

サントリー京都ビール工場


■今日のおやつ

・しぼりたて生ビール(モルツ)
・おつまみ各種盛り合わせ(クラッカーや豆菓子、チーズなど)


で、工場見学。
堀越のり似の、愛嬌のある微妙美人が、懇切丁寧に工場を案内してくれる。
新人さんなんだろうか。ものすごい頑張って笑っている。でも、目が泳いでいる。
工場は、甲子園9個分の広さだそうだ。
これが京都工場ではなく、武蔵野工場なら、「東京ドーム○個分」と表現されるのであろう。

生まれたての、ねかせていない状態のビールを「若(わか)ビール」というそうだ。
「若ビール」かぁ!ステキな響きだ。「早ビール」「新ビール」なんかより、
苦味が強く、荒々しい、初々しい、思春期真っ盛りな感じがするではないか!
で、ねかされ、角がとれ、大人になり、円熟してゆくというわけね!

で、お待ちかねの試飲。
平日昼間にビール。この背徳感がいい。
下戸の(下戸なんかい!)私は、モルツと「なっちゃん」をいただく。
(ちびっこのために、ソフトドリンクもおいているのだ。)

京都西山水系のモルツのほかにも、丹沢水系のモルツなど、
4つの水系のモルツを飲み比べることができ、
プレミアムモルツという「贅沢系」ビールまでいただけた。

あああ。もっとビールが飲めたらなぁ!
でも、飲めない私が美味しいと感じるのだから、相当うまい。
飲めない分、できるだけおつまみを食べてやろうと精を出すが、
残念。全部食べきることはできなかった。
自分1人なら残ったつまみを持ち帰るのだが、リー婦人の手前やめておく。

ところで、リー婦人とは、華僑のマダムというわけではもちろんなく、
「いなりさん」なので、リーさん。リーさんの奥さんなので、リー夫人。
いかなごのくぎ煮のほか、手作りのパンとスコーンを持参してくれた。(感涙)

明日からのごはん。このくぎ煮で一品助かる。うしし。

先モノ買い。げその巻

2005年03月29日 | 野菜料理
■今日の晩ごはん

・韓国風大根とげその煮物
・かぼちゃの煮物
・温やっこ(自家製なめたけトッピング)
・みそ汁(ほうれん草、お揚げ)
・玄米入りごはん


<韓国風大根とげその煮物>

・大根・・・適当(厚めのいちょう切り)
・げそ・・・適当(食べやすく切る)

①だし汁1カップ弱、しょう油とみりん各25ccを入れた鍋に大根とげそを鍋に入れて火にかける
②沸騰したら弱火にして、大根に火が通るまで煮る
③仕上げに豆板醤を小1程度加える


なんと、今日は煮物祭りでございます。
温やっこ(豆腐をちょっとレンジにかけて温めただけ)は煮物じゃないけど、
トッピングのなめたけが煮物なんだなぁ~。
しょう油&みりんの味付けばっかり!で、関白亭主にボコられそうなので(うそ)、
げそ大根はピリ辛にしてみた。

私は、「先っぽのモノ」が好きだ。端っていうの?
ようかん、パウンドケーキ、フランスパン、フライドポテト、巻寿司・・・
一番美味しいのは、端っこだと思う。
で、いかも然り。胴体よりも、断然げそ派なのだ。

なのになのに。できあがりの料理を見ると貧乏臭い。
パン屋でパンの耳(へたっていうの?)を買うのも貧乏臭い。
あ、パンの耳が他の部分よりも栄養価が高いって本当?

ところで、だんなも同じく「先っぽ愛好家」のケがある。
ただ、困ったことに、先っぽは貴重な存在だ。
例えば、フランスパン1本につき、先っぽは2切れしか取れない。
仲良く1切れずつすればいいのだろうけど、私の欲望がそれを許さない。
私は食らう。当然のように2切れとも!!

だんなへの罪悪感と先っぽにありつける幸福感が、
よりいっそう、先っぽを魅惑的な存在にしている。のかもしれない。


はずれ春大根

2005年03月28日 | 野菜料理
■今日の晩ごはん

・大根と豚肉のオイスターソース煮
・糸こんにゃくの生姜炒め
・湯葉のひろうす
・みそしる(大根、ねぎ、ほうれん草、お揚げ)
・玄米入りごはん


<大根と豚肉のオイスターソース煮>

・豚肉・・・100g(一口大に切り、しょうゆ大1をもみこむ)
・大根・・・適当(乱切り)
・生姜・・・チューブ利用

①フライパンにごま油を入れ、生姜と豚肉を炒める
②豚肉に火が通ったら大根を入れてさらに炒める
③水1カップを加えてふたをし、弱火で大根が柔らかくなるまで煮る
④オイスターソース大2を加えて、火を強めて煮詰める
⑤水溶き片栗粉でとろみをつける


スーパーへ行くと、春大根が売られていた。春大根?
春キャベツや新じゃが、新たまねぎなど、春野菜と言われるもののひとつだろうか。
確かに、冬の大根よりもスレンダーボディのようだ。

と思ったら、逞しいボディの春大根もいるじゃないの。
迷わずでかい大根を選ぶ。

大根と豚肉のオイスターソース煮は、この冬何回も作った。
でも。今日はなんだか味が違う。

ねぎをみじん切りにするのが面倒で、ねぎを入れなかったからか?
オイスターソースが小さじ2杯くらいしかなくて、
足りない分をもんじゃソースで補ったからか?

・・・お前かっ!!
春大根を睨む。
瑞々しいというより、水っぽくて味がしない。
そのくせに、噛みしめると舌にスジが残る。

やはり、春大根というのはスレンダーなものなんだろう。
スケベ心を出して、不必要に大きいのを選ぶからこうなるんだ。

いつもそうだ。
初売りの福袋も、持ってみて重いものを選ぶから、
キャミソールが7枚、サンダル、籐のバックみたいな
夏満開の中身に愕然とすることになるんだ。
(←買ったものはすぐに着たいタチ)

しかし春大根。
大きいのを選んだだけあって、当分はこれでおかずを作らなければならない。


スパイス王国でごじゃいます

2005年03月27日 | 外食
だんなと梅田に出かける。
これでランチは作らなくていい。ラッキー。
(ん?のっけから趣旨が違うような・・・)
私たちは「ナンで食べるカレー」にハマり中。
カレーを求め、HEPナビオ7Fにある「スパイス王国」へ。

この店は以前、友人のまゆみちゃんがバイトしていた。
インドの方が料理を作り、ホールもこなす。

私はレディースセットを、だんなはヤングセットをたのむ。
むむ。もうすぐ三十路に手が届くおっさんが、ヤングとは生意気な・・・

■レディースセット 1200円

・えびカレー
・ナン
・サラダ
・チキン(タンドリーチキンなのかな?)
・デザート(チャイのプリン)

さすが、ランチの核に「ヤングセット」をもってくる店だけに、
店内はヤングであふれている。満席。2人なのに4人席を陣取っていて肩身が狭い。
黙々とカレーを食べつつ、ナウなヤングの会話を盗み聞く。
ヤングは就職活動に行き詰っている模様。

えびカレーは美味かったけど、
日本人に遠慮しているんじゃないか?
と思われるところが随所に見受けられる。

例えば、辛さ。中辛にしたけれど、辛口にすればよかった。
あと、店名。「スパイス王国」って!
分かりやすいけど、本格派な感じがしないくないか?
もっとインドクサいのにすればいいのに。「アジャンタ」みたいに。

いやほんと、料理は美味しいよ。

ところで、インドの人の日本語には特徴がある。
「ざじずぜぞ」が発音できない。
他の店でもそうなのだけれど、
「ありがとうございます」が「ありがとうごじゃいます」になる。
チャーミングだなぁ。