やりめし

独身ひとり住まい時代は自炊皆無。お茶さえ淹れず水道水でのどを潤す有様。そんな私(やりさん)にダンナも子供もできちゃった。

珍味で味修行

2005年06月18日 | 麺類
■今日の昼ごはん

・からすみパスタ

<からすみパスタ>

・スパゲティ・・・2人分
・からすみ・・・大2(すりおろす)
・たかのつめ・・・1本
・にんにく・・・1片(みじんぎり)

①オリーブオイル大1と、バター20gで、たかのつめとにんにくを弱火で炒める
②火を止め、からすみを入れて混ぜる
③ゆでたスパゲティを入れてからめる


からすみとは。
ボラの卵巣を塩漬けにして干して作られたもの。
形状が唐墨に似ていたこと”からすみ”とよばれるようになる。
越前のうに、三河のこのわたとともに「天下の三珍」とうたわれる。

だって。
フォアグラ、キャビア、トリュフみたいなものか。
そのからすみをお義父さんからいただいたので、パスタにする。

辛いもの、甘いもの、酸っぱいもの。
たいていの味は問題なく食べられる私。
でも実は、「珍味」ってちょっと苦手なのだ。

「珍」だって!?それって、ホメてるのか?
珍といえば、珍奇、珍妙、珍解答・・・
珍味ってば、結構な高級品が多いのに、言葉の響きがどうにも間抜け。
あ、でも人間はちょっと珍妙なくらいの人が好きかも★

私は、基本的に“子供舌”なんだと思う。
アルコールは飲めないし(変な味!)
寿司のわさびは我慢して食べているし(さすがに“さび抜き”は頼みづらい)
モツ、ハツ、キモ系は遠慮したい(見た目がコワイ・・・)

みんな、こういう大人のハードルはどうクリアしているのだろう。
最初は我慢しつつ食べ、そのうち慣れるのか?
途中で味覚が変わって、抵抗がなくなるのか?

からすみをいただいたのは、“味修行”の良いチャンス。
パスタにすると、とても美味しくいただけました★

冷やし中華を早急に

2005年04月23日 | 麺類
■今日のお昼ごはん

・ミニ冷やし中華(ファミリーマート)


只今、ひとり冷し麺祭り開催中★

「至急コンビニへ行って、ミニ冷し中華を買ってきてはくれないか」
午前10時半、だんなに懇願する。
お腹が空いても気持ち悪いので、欲しいと思った時に食べたいのだ。
私が自ら行くとなると、化粧→着替えで20分くらいかかってしまう。
ああもう辛抱たまらん。今今今食べたい!!

すると、さすが心の友よ(ていうか、だんなだった)快諾してくれる。
胸をなでおろし、温かいまなざしでだんなの行動を見守る。

ん?雑誌の仕分けを始めたぞ。
ん?チラシの選別を始めたぞ??
なんと!!奴はこの期に及んで、リビングの片付けを始めているではないか!
後にしてよ、後に。こっちの一大事が分からんのか!

「よかったら、お昼のお弁当でも一緒に買ってきたらいいよ」
早く行けよというプレッシャーを込めつつ言う。
「う~ん、コンビニ弁当ってあまり食べたいと思わへん」

そうか。そういうことか。


コンビニめしなど、何が入っているか分かったもんじゃない。

そんなものを食べてまで、お前はラクをしたいのか。

お前は簡便さに屈し、人としての営みを忘れてしまった畜生だ。


という三段論法を胸の内で考えていて、反抗心からわざと片付けなぞをしているのだな!
くうう・・・このご時世、老人だってコンビニめしくらい食べるだろうに・・・
悲しみに暮れている間に、だんな及び冷やし中華到着。

うふふふふ。
最近のコンビニは進化しているのだ。
味だって、品質だって、きっと洗練されているワ。
ウキウキしながら箸を取り、具を乗せていく。

あらら、ずいぶん添加物が入っているのね。
あらら、パッケージが大層なわりに、ずいぶん量が少ないのね。
あらら、美味しくない、かな・・・

お腹が落ち着きを取り戻すにつれ、別の意味での悲しみがよぎる。