やなさん浜松E-RA日記

浜松暮らしを楽しむ人を応援する柳原新聞店社長の日記です

静岡がうらやましぃー

2006年03月31日 | 浜松暮らし
「静岡西武後継テナントにパルコ正式出店」という記事が今日の朝刊各紙に載りました。まだ西武が閉店する前に後継が決まるなんて凄いことです。静岡にはつい先日「渋谷109ドリームス」も出店したし中心街の活性化がまだできていますね。
一方浜松では一向に松菱の後継テナントも決まらないし、街中のヨーカドーは撤退表明、ザザシティは管理組合と市でもめるという始末。

でも今までの街の成り立ちから考えれば仕方のないことなのかもしれません。浜松と静岡を比べると郊外型大型店の数がまったく違う。静岡(旧)の郊外型大型店といえば商調協でもめにもめてできたイトーヨーカドーと昨年オープンのアピタ位でしょうか、比べて浜松にはイオン・ジャスコが3店、ヨーカドー1店、アピタ・ユニーが2店、名鉄が1店、ちょっと不確かですが思いつくだけでもこれくらいあり、食品スーパーレベルでもその数はかなりの差があります。

なんでも外部から受け入れてしまう浜松らしさかもしれませんが(コンビニも浜松のほうが先にできた)そういえば以前坂本先生(静岡文芸大教授)から「浜松にはデパートは似合わない、スーパーの方があっている」と言われたことがありましたがそれは世帯あたりの月額収入で静岡よりも数万円低いと統計的なデータに基づいての発言でしたが、県庁をはじめ公務員や大企業の支店が多い静岡とブルーカラーの街浜松の違いでしょうか。

まあでもどこでもすぐに車で出かけて買い物にいける浜松ってのも捨てたもんじゃないとも思いますが、負け惜しみかなあ・・・・・。
とりあえず「べんがら横丁」でも行きますか。

坂本研究室 http://www.s-forum21.jp/sakamoto.html

割れ窓理論とは?

2006年03月30日 | ビジネスシーン
先日、毎日新聞社・河野社会部長をお招きして第18回浜松毎日文化サロン講演会を開きました。毎回、政治や経済、スポーツをテーマに新聞記者がお話しするのですがこのところ凶悪犯罪が多発していることから「防犯の心得と対策」というテーマで身近な犯罪に対する対応方法についてお話していただきました。
その中で印象に残った二つの言葉があります。

「体感治安」
つまり人々が安心・安全を実感しているか、ということだと思いますが。実は刑法犯はここ数年減少しているのに(窃盗犯12%減殺人など凶悪犯12%減)「日本はどんどん危険国になっている」と感じる人が増え体感治安は悪化しているそうです。それはお年寄りを狙ったオレオレ詐欺や幼児や子供を狙った誘拐殺傷事件など弱者を狙った事件が社会問題化していることに関係があるようです。

「割れ窓理論」
これは例えば窓ガラスが割れれているビルがそのまま放置されているとその建物は管理されていないと認識されてビル全体が荒らされ、最後にはその地域全体が荒廃し無秩序化が進み犯罪が多発するようになるというもので,それは窓に限らず例えば自転車が乱雑に放置されていたり、古いポスターがはがれていたり、ゴミが出しっぱなしというように一見たいしたことではないことを野放しにしていると「誰も秩序維持に関心を払っていない」というサインとなり犯罪が起きやすい環境を作ると言うことです。
ちなみに米ニューヨークではジュリアーノ市長時代にこの理論を取り入れ日本の交番(アメリカでもKOBANという)を各地に設置しパトロールを強化し軽犯罪の取り締まりを強化することで凶悪犯罪も激減したそうです。

日本でも防犯パトロールを強化していますね。私達新聞店でも県警と防犯協力の覚書を交わしていますが、この割れ窓理論によるものだということが始めてわかりました。

さてちょっとしたことの放置、当社の店舗も点検する必要があるなと感じた次第です。



あらためて自己紹介です

2006年03月28日 | プロフィール
柳原新聞店は静岡県浜松市で創業46周年を迎えた新聞店です。私、2代目として4年前に父から社長職を引き継ぎました。創業46年というと皆さんはどのように感じられるのでしょうか?結構老舗?静岡県の新聞業界には100年を超えるお店がいくつもあり、当社はまだまだ中堅というところでしょうか。

最近ちょっと変わった新聞屋さんて言われます。それはクリスマスになると社員がサンタの格好で新聞を配ったり、節分にはオニ、七夕には織姫・彦星に社員が扮してお客様宅を訪問していることを取材されたりしたからですが、でも本当は私たちにとっては変なことではないんですよね。

それは私たちの仕事を単なる新聞販売業と考えていないからなんです。

新聞をなぜお客様は購読するのでしょうか?ただ単に私たちは新聞を届ければよいのでしょうか?「顧客はドリルを買うのではなく、穴を欲しているのだ」とはセオドア・レビットという著名なマーケティング学者が述べたことですが、つまり企業はドリルを売ろうとするのではなく顧客の穴を開けたいという問題解決を考えるべきであるということですが、この考え方によれば新聞店というのは「役立つ情報をお届けすることで日々の暮らしを楽しく豊かにするお手伝い」をすることが本質的な仕事だと思うのです。ですから今私たちは新聞や折込チラシをお届けするのはモチロン、独自の情報紙を発行したり、イベントや講演会・謝恩旅行を企画したり、お手軽に参加できるカルチャーサロンを開いたりしているのもすべて新聞店の仕事として整合性がとれると考えています。このような考え方にたつとどんどん仕事の領域が広がっていくからまたやりがいも出るんですね。

最近は当社の仕事を紹介するとき「私たちは生活情報サービス業です」といっています。またもっと分かりやすく「浜松暮らしを楽しむ人を応援する会社」になろうと言い始めました。

そんなことからブログを始めることになりました。
でもこのような考え方に行き着いたのもつい最近のことで、いろいろと試行錯誤を繰り返しながら、またいろんな方との出会いから生まれたものです。
まだまだやらなければならない課題もたくさんありますが、そんなことを少しずつ、そして地元浜松の話題や私のプライベートなことも含めながら少しずつ書いていきたいと思いますのでお付き合いのほどよろしくお願いします。