大和市革新懇のブログ

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第14回総会記念講演会

2016年02月09日 | 活動報告


 桜丘学習センターで65名の参加で行われた今年の総会記念講演会は、元法政大学教授で先に行われた八王子市長選挙で候補者として大奮闘した五十嵐仁先生。テーマは「対決安倍政治―暴走政治阻止のために」でした。

 五十嵐先生は、戦争法と憲法をめぐる対決を、多面的に分析。現段階を「平和主義の危機・立憲主義の危機・民主主義の危機」であり、「国民主権が形骸化し、災害やテロをダシにした改憲論まで」と評価、解説しました。そのもとですでに戦争法が様々な形で顕在化していると警告し、その背景に米国の要請と財界の思惑があり、小選挙区制による「多数決の皮をかぶった事実上の少数決」があると指摘しました。一方で60年・70年安保闘争に匹敵する「15年安保闘争」が国民各層で繰り広げられたと指摘、シールズやママの会に代表されるような新しい活動と従来からの運動がしっかり手を結び、大きな共同の輪を広げつつあることを評価しました。そこではSNSなど従来のチラシなどとは異なるつながりが広がっていることが重要で、それがかつての安保闘争とは違いたたかいが全国各地で広がることにつながったとしました。またご自身の八王子市長選のたたかいにも言及され、幅広い共同があったこと、そのきっかけが「NOWAR八王子」の運動にあり、もっと早く取り組めていれば、もっとたたかいになったはずと反省も含めて縦横に語っていただきました。先生はさらに戦争法廃止をめざす連合政府の樹立に向けて、安倍政権の強さと弱さがあるとし、経済を前面に出しているが今の日本経済は大企業は空前の大儲けをしている一方で、国民は疲弊しきっている。「一億総活躍」というが、今の日本の問題は格差是正であり、本来の政治の役割はここにあるとしました。甘利大臣の辞任に現れた「政治と金」の問題は安倍内閣の他の閣僚にも出てきており、安倍内閣は決して盤石ではないとしました。

 そして安倍内閣を本当に倒すために「野党共闘」がカギとし、中央での働きかけとともに地方での地元民主議員・候補者への働きかけが大切だと訴えられました。中国の国共合作や薩長同盟など歴史的にも「野党共闘」が時代を動かしたことは数多いと指摘しました。
そのために一人一人の国民が政治を知り、学び、発言し行動する「市民」になること、できるところでできることを、気軽に軽やかにふらりと参加する運動をと訴えられました。

≪参加者の感想より≫
〇マスコミより口コミ。いろいろな団体との交流。先生のお話が面白く、わかりやすい
(50代男性Sさん)
〇大変聴きやすく、分かり易かった。論理的にも比較的平易な言葉で新旧のニュースを織り交ぜていたので、多くの方が理解されたと思います。     (60代男性Kさん)
〇とても面白かった。なぜ~かはっきり言ってくれたので良かったと思います。
(80代男性Tさん)
〇よく聞き取りやすいお声で、笑いもあり分かり易かった    (70代女性Iさん)
〇マスコミで取り上げられない話が聞けたことが良かった。大いに役立った。仲間に伝えたい。                           (80代男性Aさん)
〇講演の後たっぷりと質疑時間があったのはよかった      (70代男性Bさん)
 


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