親心、子心

教育に関わる様々な悩み、問題を親、子ども、両方の気持ちから寄り添って考えていきます。お悩み相談募集中。

9条

2006年01月03日 17時10分58秒 | 過去~徒然から~
マガジン9条というサイトがあります。
今そこで憲法9条に関するアンケートをしています。
それは、憲法9条を改憲して自衛隊を軍隊にするか、あるいは9条を遵守して自衛隊を無くすか、それとも現状維持か。
さらにはそこにアメリカに追従するかどうかという視点も加えて、6の選択肢を作り投票を求めています。

友人のkb.comが、マガ9の「国民投票」という記事を書いていて、なんか色々コメントが寄せられ、私がそこにこのサイトのアドレスを載せたコメントを書いた日以降、異常にアクセス数が増えているので、このことについて記事を書いたほうが良いだろうという結論に至りこれを書きます。

私は、選択肢5を選びました。以下はその内容です。

「冷戦終結のいま、EUや東アジア共同体づくりの動きに見られるように、武力を背景にした外交は絶えざる武力競争(緊張)やテロを生んでキリがないことに世界中が気づき始めている。9条はまさにそんな新しい時代のお手本になる憲法である
---したがって、自衛隊は解散し、一切の外国軍基地も存在しない非武装の国のかたちをつくっていくべきだ。」

以前も言いましたが、戦争は『人を殺し、人に殺されることを受け入れる』ことであり、同時にそれを『あなたの本当に大切な人々』にも強要させることになります。
よって『戦争(行為)は絶対悪』だと考えています。

また、核抑止論のような意見についても一言加えましたが、『左手にナイフを握った状態での友好的な握手』が実現するとは私は決して思いません。

だからこそ、憲法9条のような先進的な(?)法が非常に重要だと思っていますし、その精神に則って外交を進めていくべきだと考えています。
もちろんそれには米の軍事力など全く必要ありません。

…人によっては、「そんなことで攻められたらどうするんだ」という方がいると思いますが、日本は『経済大国』です。
他国が欲しがる物資は全くといって良いほどないし、戦争やミサイル攻撃によって焦土と化したなら、占領する意味が全くない国です。
もちろんそれでも「目の上のたんこぶを消す」意味で攻撃される可能性もありますが、そんなことをしたら「他国が攻めてくるものすごく便利な言い訳」を作らせることになるわけで、その先に悲惨な末路が待っているのは火を見るより明らかです。(まあ、米が攻めてくるという場合はその限りではないかも知れませんが。)

このアンケートの現在の状況に関しても言いたいことはありますが、それは「揚げ足とりの揚げ足を取る」ような行為なので何も書かないことにします。

しかし言っておきたいのは、50年以上も軍隊をもたずに平和を築いてきたコスタリカのような国や、非暴力を謳いインド独立をリードしたガンジーのような人もいるということ。
そして、だれもが「人を殺すこと」にYesと素直に言えない気持ちがあること。
これらをあわせれば、憲法9条のような法をもつ日本が、進むべき道は、「武装して他国と同様になる」なんて安易な方向でなく、「厳しくても、非武装・非暴力を貫き、対話によって世界の平和に最も貢献する」国になることだと私は思っています。

あえて聞きます。
あなたは、「人類は戦争を続けるべきだ」と思いますか?

最新の画像もっと見る

9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
コメントを記事に移します。 (山さん)
2006-01-06 14:55:38
調子に乗っていっぱい書いていたら、携帯からコメント欄が閲覧できなくなっていました。

状況を改善するため、今までのコメントを記事に移します。「『9条』に対するコメントそのX」というのがコメントを移した先になります。

『9条』の文章に対してはまだまだご意見を承っておりますので、この文や、コメント記事をご覧になった際のご意見、ご感想、あなたの「理想」(?)をお寄せください。

その際のコメントをつける記事については、基本的にはこの『9条』にお寄せいただきますようよろしくお願いいたします。
異議あり (高島 平)
2006-01-07 22:39:30
改憲派を説得しようと思うなら、まず「攻められたらどうするのか」という問いに答えるのが先決です。



これに答えずに美辞麗句を並べられても鼻白むだけです。

自分は事故を起こさないから、保険に入らなくても大丈夫だでは済みません
コメントありがとうございます。 (山さん)
2006-01-08 05:30:48
>高島 平さん

攻められること事態、日本の政府は無いだろうと考えているんですが(防衛白書より)、それでも、予\算的な問題をさしおいて、攻められた時をまず考えるべきなんでしょうか…。

また私は攻められる可能\性がものすごく低い事も書いているつもりなんですけれども…。



その上で、攻められた時どうするか、ですが、私なら無条件で降伏しますね。

人的被害が一番小さいと思うので。それに、何もしてないのに攻められたら、必ず国際社会がかばってくれますからね。それが過去の大戦で学んだ事で、国連ができた意味だと思うので。



また仮に『どこか攻めてきた時のために』と、軍備をしても、今の時代ボタン一つで幾つもの命が奪える時代なので、ほとんど無意味だと思っています。



何度も言っていますが、軍備を整えるよりも、『攻められない為の交渉』を進める事の方がよほど現実的で、より効率的で、お金もかからないと思っています。

いかがでしょうか?
あっ! 忘れてた! (山さん)
2006-01-09 00:27:05
大切なことをきき忘れてました。

こんな大切な事を聞き忘れる自分を深く反省…。(汗)

>高島平さん

根源的な話をされていたので、『攻められたときどうするか』も大切だし、前のコメントで、書いたつもりでいますが、高島平さんは、『戦争は必要だ』と思いますか?

必要なら何故なのか聞きたいし、必要でないなら、『するべき道が見えてくる』と思うんですが、いかがでしょうか…?
ありがとうございます (高島 平)
2006-01-09 12:20:01
本来なら戦争は不要です

不要どころか、存在してはならないものです



しかし、今現在戦争をなくすことは出来ていません

なぜ無くならないのか?

それは人間だからです

すべての人類が慈悲と博愛の精神をもつには、

まだしばらく時間がかかりそうです



攻められたら無条件で降伏する…

それに付き合って親兄弟を殺されるのはごめんです

戦争の悲劇は (山さん)
2006-01-09 21:11:42
大抵の場合、兵隊が戦争状態でストレスを強く感じ続けるような場合に虐殺・強姦・略奪等が起こる訳で、即降伏だと、さほど人死にがでないだろうと考えました。(もちろんミサイル攻撃は有り得ますが…)



また、そこに住む人的資源をわざわざ減らすのは、攻めた側にとって意味がないと思います。



前も言ったように、日本に非がなければ必ず国際社会は助けてくれるでしょう。

クウェートとかそうですよね?

ですから、日本に必要なのは少なくとも軍隊ではないし、『9条』を変える意味がわからないんです。

これも前に書きましたが、『攻められない為の交渉』をする方が効率的だし、その為に『9条』はなくてはならない物だと思うんです。いかがですか?



あと、助けがなくても、私は絶対に立ち上がります。

自分や、多くの人のために、非暴\力でもって。(←ちょっと格好つけ過ぎですね)



それから、高島平さんがおっしゃるように、やっぱり戦争は存在してはならないと思います。

しかし戦争はある。

…だから『今は退いていい』かというと、ここで退いた一歩をいつ取り返せるのかわからないと思うんです。

そしたら、人間は退き下がってしまう事になってしまいます。

そうならない為にも、ここで踏ん張る必要があると思うんです。

高島平さんも、地上から戦争を無くす為に、協力して頂けませんか?

これはある人の説ですが、そんなに難しい事じゃなくて、『戦争は嫌だ』と思う事と、『それを口に出す事』が大切なんだと言っていました。

私も、そこから道が見えてくると思うんです。

是非ともよろしくお願いします。m(_ _)m
賛同します (Looper)
2006-01-15 19:02:43
記事に全く同意します。



よく「攻められないために軍備が必要だ」という事を言う人がいるが、テポドンも、テロも、どんな軍事力があろうとも阻止することは不可能だということは、9.11テロなどが既に証明している。抑止力として必要なんだともいうが、それは、逆に相手に軍備増強の口実を与え、際限の無い軍拡競争に陥ることになる。相手が核を持っているんだから、当然こちらも核武装しないといけなくなるって具合だ。そうして、どんどん緊張を高めて、一触即発の状態にして、どうして日本の安定的平和が保たれるというのか。



憲法前文の後半には、世界の人民が平和で暮らす権利があること示し、その実現のために日本が『名誉ある地位』をしめることを誓っている。そのことに日本が力を尽くすことこそ、世界から貧困をなくし、紛争やテロを根絶する唯一の道だ。そして、それこそが日本の安定的平和を保つ一番『現実的』な道だ。



今こそ日本の平和、世界の平和のために、憲法を変えるのではなく活かすべきだ。

コメントありがとうございます (山さん)
2006-01-16 20:32:58
Looperさん。

9/11は確かに軍備増強の隙間を縫ったテロですよね。

こちらに書き込み下さる方に、『万一の為に』軍備増強が必要だとおっしゃる方がいましたが、逆に言えばどこまで行っても『万一』は起こりうるわけで、その先にあるのは、果てしのない軍拡競争と緊張だって事を、Looperさんのおかげで再確認させて頂きました。

と、なれば最低限があれば十\分で、これ以上の軍備は必要ないだろうし、同時に改憲は必要なくて、後は、『世界平和』への『交渉』による『貢献』が大事ですよね。

いま、イスラエルの方が不安定になってきていますが、こういう時こそ、その役割を果たして欲しいと、強く思います。
初めまして (KOBA)
2009-08-11 01:44:03
 9条がいかに虚しいものかは、みのお9条の会の元呼びかけ人がナイフで実証しましたねw。

コメントを投稿