雪の烏ヶ山（からすがせん）

ちよで〜す。ただいま朝の８時半。
鏡ヶ成に来ました。雪で〜す。
ここから歩いて烏ヶ山に登ります。
ちなみに、烏ヶ山という名前は、山の形が、カラスが羽を広げたように見えるからだそうです。

山の達人のご案内です。山では、ちよは頼りになる達人に付いて歩きます。

でも、のろまな母ちゃんのところにも、時々ちゃんと帰ってきてあげるんです。偉いでしょう？

けっこう傾斜がきつかったです。この後、斜面を横断したときに、母ちゃんは足を滑らせて、滑落しました。「あ〜〜〜」と情けない声を出しながら、10mくらい滑り落ちて、木の枝をつかんで、なんとか止まりました。ちよは山岳救助犬みたいに母ちゃんのところに駆け降りて、ワンワン吠えて知らせて、母ちゃんの顔をペロペロ舐めました。偉いでしょう？
なのに、母ちゃんはアハハ〜と笑って、「ちよ、じゃまだからあっち行って」と言いました。ひどくない？
約1時間半で目的地に到着しました。

ん？ドヤ顏ですか？

烏ヶ山の頂上ではなく、少し手前の頂ですが、眺めは最高！今日は特に青空がきれいで、素晴らしい景色でした。



頂でティータイム。達人がロイヤルミルクティーを作ってくれました。

前回の山歩きで、達人は手作りサンドイッチ持参なのに、母ちゃんは買ってきたおやつ、という失態をさらしましたので、今回は母ちゃん、前の晩にシフォンケーキを焼きました。頑張りましたね。なのに、写真が無いというドンくささ。代わりにちよが報告します。出来ばえは…４０点！もっと頑張りましょう。
さて、下山です。だんだん気温が上がり、雪が水っぽくなってきて、滑りやすくて、ちよも怖かったです。ビビりながら降りていたら、目の前から突然母ちゃんが消えました。

なんと、母ちゃんの足下の雪が突然崩れ、その下には深さ130cmくらい、直径2mくらいの穴があったのです！母ちゃん、落っこちた！滑落の次は陥落です！
母ちゃん、落ちる時は視界がスローモーションになり、このまま地の底まで落ちるかと思ったんだって。そして、地面に足が着いたら、周りを見渡して、熊が寝てないか確かめたんだって。バカね〜ぷぷぷ笑
母ちゃん、バンザイして、達人に引き上げてもらいました。ほんとに手間がかかる母ちゃんね！

下り道もけっこうな傾斜で、一歩一歩、カカトからゆっくり踏みしめて降りました。

なだらかになってからは、達人はスキーでスイスイ。ちよは走って達人を追いかけたり…

でも、また走って母ちゃんのもとに帰ってきたり…


倍は歩いたわ！偉いでしょう？


12時15分に鏡ヶ成に到着！楽しかった〜！
山には、ちよが気になる匂いがたくさんあって、木の根元に開いた雪の穴を嗅ぎながら、ちよがすっぽり穴に入ってしまった時には、母ちゃん慌ててた！（ウサギかクマの巣穴かと思ったんだって笑）

帰りに、母ちゃんと達人は、森のスープ屋さんで、カップスープのお昼ごはん。

楽しい一日でした！