5月27日(日)、身延町の歴史散策『木喰上人のふるさと まんまる丸畑ウォーク』を実施しました。
木喰上人(もくじきしょうにん)は、江戸時代の中頃、身延町丸畑に生まれ、22歳で出家し、45歳のとき常陸の国・羅漢寺で木食戒(五穀と魚、火食と塩味を断つ修行)を受けました。
上人は廻国修行を行い、93歳で入定するまでに、1,000体を越える仏像を彫り続けました。上人が彫った仏像は、大正13年(1924)柳宗悦(やなぎむねよし)らの民芸運動によって見出され、穏やかで天衣無縫さに溢れた「木喰仏」として、世に広く紹介されました。
地元ガイドの案内で木喰上人のふるさと身延町丸畑の木喰仏を巡りました。
【道の駅しもべ 第2駐車場】
ウォーク開始
【マツコ堂」
現在のお堂は昭和54年(1979)に建てられました。「弘法大師像」「千手観世音像」「虚空蔵菩薩像」が安置されています。
【木喰の里 微笑館】
木喰上人の遺徳を広く顕彰するため、昭和61年6月5日開館、遊行中背負った笈箱や紙位牌など、数々の遺品が保管・展示されています。
【木喰記念館】
木喰上人は、身延町古関・丸畑の「伊藤」という苗字の家に生まれました。
現在、その生家には木喰さんの末裔の方が住んでおり、自宅を「木喰記念館」として公開、「五智如来像(県指定民俗文化財)」も保存・展示されています。
予定時間を多少オーバーしたものの、全行程約6キロを最後まで歩いていただきました。
ご参加いただいた皆様、地元の関係者の皆様、心より御礼申しあげます。