山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

おめでとう!

2013-05-04 12:38:25 | モノローグ【エトセトラ】
■5月3日は憲法記念日。どうやら、この国の政府は憲法9条「戦争の放棄」が邪魔らしい。
自衛隊という日本の軍隊がいつでも中国や北朝鮮と戦争ができる国へ修正したいようだ。そのためには平和憲法が邪魔になる。
基本的人権と平和を守る日本国憲法は日本政府にとって目の上のたんこぶ、国家たるもの武力増強によって安全は守られる、旧大日本帝国憲法に戻そうとしている。・・・「守る」という理念にはその裏側に「支配」や「侵略」がべったり張り付いていたことを歴史が証明しているのだが、都合の悪いことは忘れる国ニッポン。
それを安倍政権は恥も反省もなく打ち出している。アジア諸国からは脅威の国と思われるのは必至の状況になるのである。
古い憲法は時代にそぐわなくなったと言いながら、もっと古い憲法に修正しようとしている。

■5月4日はみどりの日。昭和天皇の誕生日がみどりの日、あるいは昭和の日に代わった。
私はその国民の祝日に、寺山修司が亡くなった日として毎年想いに耽る。ある意味、演劇界の天皇のような存在が亡くなったのである。
だからと言って寺山修司が天皇だったと国民に押し付けることはない。各界異類異形に天皇は複数存在する。支配者ではなく、その時代では異端と呼ばれた人たちである。
今日は寺山修司の命日、30回忌である。
今年は没後30年で日本の各地でイベントが催されている。私たちも4月27日ー28日「レミング」を公演した。
追悼の意を込め、私たちが演劇をしている意味の再確認でもある公演だった。寺山修司のハテナを投げかける演劇公演でもあった。
原発や軍隊、この国にはハテナが多すぎる。ハテナが劇を生む。剃刀の切れ味を発揮するハテナマークが巨大化する。



昨日3日と今日4日は、ましまん、みんみんの結婚式とパーティーだ。
昨日は結婚式会場が福岡県久留米市であった。
4年前になるが、ましまん、みんみん、含めて劇団笠戸丸のユニットを17名で作りブラジルに渡った。会場には、その時にお世話になったアルファーインテルの佐藤社長もご来場。こみ上げてくる感動。当時、一緒に行ったメンバーも集まる。私と座長を除き、若いメンバーたちだ。
その時のビデオも編集して流していた。
熊本県、RKK、熊日新聞からの援助金はあったが、お国の文化庁、国際交流基金からの援助金をもらえなかったため、渡航費用や滞在費用に大きな不安があった。メンバーで寄付金集めに奔走するも目標金額に届かないままのブラジル公演。ある意味、無謀とも言えることをやってしまった。現地ブラジルで大きな反響があった。大きなご協力もあって私たちは支えられた。
国の力ではなく、人の繋がり、国境を越えて人間の力を改めて感じた。人だ。これが財産になった。

ましまん、みんみんもこれを経験しての結婚という門出だ。多くの人に支えられ広い視野でこれからの人生を歩んで欲しい。
戦争なんか準備している場合ではない。
今日は熊本市でパーティーがある。劇団夢桟敷のパフォーマンスもあり。盛り上げよう。

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