山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

だらく舘「贋作 一条さゆり」

2016-11-19 23:13:57 | モノローグ【エトセトラ】
一条さゆり!・・・あ〜、1970年代ハジメの頃、猥褻(わいせつ)ストリッパーとして摘発された、問題の伝説の、あの一条さゆりさんだ。映画「濡れた欲情」でも問題だった。
私は女王の股(観音菩薩)に向かって二拍一礼する。そこには甘い花園=ユートピアがあった。目を閉じるとホワーンと溶ける。これが「おこめ」だ!これがボンボだよ。性のアンポだ!
時は猥褻論争花盛りの1971年〜1974年の頃。私は学生だった。
猥褻は芸術だというインテリまで現れていたよ。裁判で芸術論争をしても負けたね。
「猥褻がなぜ悪いか?」そこを問いかけていた。猥褻とは何か?誰が猥褻と決めるのか?今でも曖昧模糊としている。
当時の熊本市にはストリップ劇場が2軒あった。文化劇場と東洋ショー劇場だった。ビンボー学生だったがメシよりストリップだった。キセルで大阪まで見に行ったこともある。あれやこれやで学問している場合ではなかったよ。
一条さゆり!・・・感謝です。

若林美保さん演じる一条さゆり!・・・45年前の1971年が唐突に蘇った。ストリップは人を子どもに帰らすのだ。あの時も子どもに戻って見ていたのだ。ストリップは母性本能で優しく大の大人を包み込んでくれたのだった。そうだったよ!
本日(土)夜の部、生ビール(酵母菌 百薬の長)を飲みながらの観劇。改めて、一条さゆりさんのイキザマを知ることができた。引退後のことは風の噂で知っている程度だったが、
「愛してると憎らしいは、同じところにありますのや」
美保さんの言葉になっていたのだ。演劇の勉強をいくらしてもダメですね。現役のストリッパーには敵わないよ。それを実感させてもらった。
作演出の秋山豊さん、会場に入るなり、なんだか昔からの知り合いのように思えた。きっとどっかで会ったことがある?
又、いつか会えるような予感がする。
エッチどぅ宝。エロは百薬の長である。どや。
明日の日曜日でこの公演は終わるよ。老若男女問わず見に行こう!こりゃ、もういっぺん見たくなるよね。

カシューナッツ12帖演劇祭◎だらく舘第十三回公演
独り芝居 芸人列伝 第四伝「贋作・一条さゆり」
作・演出 秋山豊 出演 若林美保
11/17(木)19:30 終了 18(金)19:30 終了
19(土)14:00/18:00 終了
☆20(日)14:00/18:00
会場:花習舎 熊本市電 健軍 内村不動産のビル

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