山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

あいさつ文(仮)

2009-10-07 12:46:21 | ワークショップ
 ミュジカル明成皇后 公演あいさつ文

「アンニョーハッセヨ。(韓国語で!)
本日は、ミュージカル「明成皇后」熊本ハイライト公演にご来場頂きまして、ありがとうございます。

私は実行委員の山南と申します。熊本では劇団夢桟敷を主宰しておりまして、今年より国際演劇交流活動を始めました。

実行委員会を代表しまして、ご来場頂いたお客様と多方面で協力を頂いた方々、そして、今回上演されるエイコムインターナショナル様にお礼申し上げます。
実行委員会の一員として、歴史に残る日本初上陸のミュージカルと関わらせて頂き、感慨無量です。
本日10月8日は明成皇后の命日に当たる日です。
演劇に関わる者として、国家の利害や政治的な力を超えて文化交流ができることに、日本と韓国の新しい息吹を感じます。

このミュージカル上演に向けて、「明成皇后を暗殺したのは日本人ではない。歴史のねつ造である。」という電話を二本だけ受けました。後の千本近くの電話は鑑賞のお申し込みや激励、祝福です。
関心の高さと広さに驚きました。歴史認識の深さにも驚きました。
誰かが歴史に蓋をして閉じ込めようとしても、今日の情報化社会では無理だということに希望が持てます。

演劇やミュージカルなどの舞台は、文化や芸術の活動として事実だけでなく真実のドラマとして描かれます。
学問が事実を分析する力だとすれば、演劇などの文化の力は人間的な心や感動を生みだす力になると思います。

日本と韓国、そして世界の人々と仲良くするためには文化交流の在り方も問われてきます。
人間同士の理解が必要です。

皆様、ミュージカル「明成皇后」ハイライト公演をご存分に堪能して下さい。
どうも、ありがとうございました。