この言葉、”お父さんの「そらまめ式」自閉症療育”
http://soramame-shiki.seesaa.net/というブログをつくっている方の著書から引用させてもらいました。
勝手に引用させてもらったことをお許し下さい。
みなさんは、同時多発テロの舞台になったニューヨーク・マンハッタンのワールド・トレード・センター跡地が「グラウンド・ゼロ」と呼ばれるようになったことをご存知でしょうか?
あの事件は、営々と築き上げられ、ずっと安定して続いていくと信じられていたものが一瞬にして無になってしまうという、ショッキングな出来事でしたが、やがてその地が、人々の間で「グラウンド・ゼロ」とよばれるようになった。
アメリカ人の本質的な前向きさと、それを言語化させるセンスによって産まれた言葉です。
WTC跡地と呼んでいる限り、その名前は「過去」を向いています。
でも、それを「グラウンド・ゼロ」と呼びなおしたとき、視点は未来に切り替わり、今はこれ以上失うもののない出発点となり、これから創り上げていく全てのものが、新しい価値と意味をもつ、という前向きな意味が与えられます。
初めて医者にC型肝炎ウィルス感染症ときかされたとき、もうダメだ、今の仕事も、カービングもできない、今まで築いてきたものが突然崩された感じでした。
もう治らないと自分で決め付けていました。
まあ、できなくなるまでは仕事もカービングも続けてみようか、という感じでした。
時がたつにつれて、自覚症状も悪化し、仕事とカービングを両立するのは難しい、どちらか一方に決めないと。
当然仕事が優先されます。
どんどん消極的な発想、行動を考えるようになりました。
でもあるとき一人の肝臓専門医の存在を知り、診察してもらい、完治するからいっしょにがんばろうと言われました。
これをきっかけに、消極的な考えを変え、完治してもとの体に戻ろう、
今までの過去を白紙に戻し、ゼロからスタートしよう、と考えを変えました。
そのためのキーワードが「ピリオド・ゼロ」です。