たまたま時間が空いたので、ノーベル賞受賞者大村 智氏が造り韮崎市に寄贈した「韮崎大村美
術館」に行くことにした。どうせ高い高速料金を払うなら、ついでに同市の日帰り温泉にも立寄ろうと
思い調べたところ、3ヵ所の日帰り温泉があることが分った。美術館と道路を挟んで反対側にある「武
田乃郷白山温泉」、市営の日帰り温泉「ゆ~ぷるにらさき」、そして既に入浴済みの「韮崎旭温泉」
(当日定休日)である。そして入浴先を前述2施設と帰途予てから是非入浴したいと思っていた「フカ
サワ温泉」に的を絞った。韮崎市内のあちこちには大村氏のノーベル賞受賞を祝う桃太郎旗がたて
られていた。言うまでも無く韮崎市は大村氏の故郷であり、大学まで生活した場所である。美術館は
2階建てのこじんまりとした建物であった。館内は撮影禁止のため写真は撮れなかったが、展示作品
は主として女性画家のものが多いように見えた。2階には浜田庄司氏やバーナード・リーチ氏の陶器
も展示されていた。また、建物が郊外の高台にあるため眺望は素晴らしく、遠方の山並みや市街地
が手に取るように見えた。(平成28年5月24日訪問)
美術館入口 美術館外観
・武田乃郷白山温泉
大村美術館同様大村 智氏が開発した施設のようであり、美術館の入館券を提示すると入浴料
金が100円引きになる。建物は和風的平屋造り、隣接して蕎麦処「上小路」がある。余談だがこの蕎
麦処の「おろし蕎麦」は絶品であった。建物の内部は整理整頓が良くなされており、非常に綺麗であ
った。浴槽は内風呂と露天風呂が各一ヶ所ある。内風呂は壁面と底がタイル貼り、縁と湯口が木製、
20人位は入れる広さである。前面は大きなガラス窓になっているが、遮蔽物があるため眺望は良く
ない。露天風呂は布製の半屋根付き、石造り、広さは内風呂より一回り小さ目の10人用位である。
前面には和風の小庭園と生け垣があり、立ち上がれば絶景を愛でることが出来る。湯は内風呂が
適温、露天風呂が温め、湯色は微かに黄緑色、湯感は入ったときはかなりヌルスベ感があったが、
時間の経過と共にかなり劣化した。パンチ力のある湯とは違い、肌に優しい感じのする湯である。洗
い場と浴槽の間には仕切板があり、シャンプー等のアメニティ類は揃っている。脱衣所には鍵付ロッ
カー、トイレ、洗面台等があり、設備的にも整っていた。(温泉データは平成26年11月10日付温泉
分析書による)
1.住 所 山梨県韮崎市神山町鍋山1809-1
2.電 話 0551-22-5050
3.料 金 600円、但し大原美術館の当日の入館券を提示すると100円引きになる
4.営業時間 11時~15時及び17時~20時30分、但し平日は11時~15時のみ
5.定休日 水曜日
6.泉 質 ナトリウムー塩化物・炭酸水素泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
7.源泉名 武田乃郷白山温泉
8.湧出量 毎分161リットル(動力揚湯)
9.源泉温度 45.7度
10.PH値 7.9
11.知覚等 ほどんと無色澄明、無臭、僅かに塩味
12.温泉利用状況 掛け流し
13.その他 建物前に駐車場有、営業時間に注意
入口 脱衣所 掛け湯 内風呂
内風呂→前面 内風呂湯口 桃太郎旗
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