思うねんけど・・・。

ふと思った事や感じた事、時には想い出話しまで引っ張り出しながら、気ままに書き綴ります

ちょっと待って~な!!

2007年10月12日 | 思うねんけど・・・。
空もずいぶん秋の様子が見られるように・・・。




と、穏やか~な話題が書ければ良かったんだけど、ちょっと今日はお怒りモード。


とある街に住む女性がいます。
彼女は結婚して子供さんも二人。
パート勤めをして得た収入は、ご主人から「好きに使っていいよ」と言われて趣味を存分に楽しんでらっしゃる。

その彼女がこう言いました。
「夫の実家で介護してた義母が亡くなったんだけど、義姉さんがホッとしたような顔をしてて許せない!!」って。

聞けばもう何年も、長男の嫁である義姉さんがほとんど一人で介護してきたらしい。
「私がたまに行った時は、1時間でも2時間でもそばにいて義母さんにやさしい言葉をたくさんかけてた」・・・って。


ちょ、ちょ、ちょっと待って~~な!!

車で行ける距離にいながら行くのは「たまに」で、行ったら「やさしい言葉をかけてた」って・・・。

「義姉さん、いつもありがとうございます。 短い時間ですけど私がいる間、少しでも横になって体を休めてください。 どこか出かけたい用事とかあったらどうぞ」って、言った???


介護ってね、ホントに心身共にキツイんだよ。
自宅介護なんて、24時間ずっと精神的に休まることがなくて緊張してる。
「嫁だから」「娘だから」「息子なんだから」当然の事、昔の人もみんなそうやってきたんだから、やって当然!
・・・なんて思わないでほしい。


想像してみてよ。
協力も手助けも、ねぎらいの言葉も無い中で24時間、それもどこまで頑張ればいいのかわからない状態が続くってどういう事か。

疲れが抜けなくて心身の疲労からつい介護を受ける人に冷たい態度をとってしまったら、その後にものすごい罪悪感で押し潰されそうになるんだってこと。


きっとあなたにそういう想像力があったなら、義姉さんの顔を見て腹は立たないよね?
自分に出来る事は全部してきた・・・って半分放心状態の義姉さんにかけるべき言葉はひとつ。

『ありがとうございました。 本当にお世話になりました。』だと思うんだけどね。




あんまりブログに喜怒哀楽の『怒』の部分は書かないようにしてるつもりなんだけど、どうしても押えきれなかったし、私の本心なので・・・。

重い気持ちになっちゃった人がいたら、ゴメンね。