産後 産後の病 子育て大変ですよね！ お子さんを怒ったりしませんか？

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　　『金匱要略』という、中国古代の医学書があります。これは色々な病気の治療法を集めた本ですが、その中に「婦人雑病」という篇がります。その前後には「婦人妊娠病」「婦人雑病」という篇もあげられています。

　　「婦人産後病」と,わざわざ女性の産後に表れる症状に対する治療法をあげたということは、出産後の女性の体の状態が普通ではないということを意味しています。

　妊娠により赤ちゃんの身体をつくるために、女性は栄養をとらなければなりません。胃腸の丈夫な人、体の丈夫な人はそれに耐えられるかもしれません。でも、栄養の補給が十分でなければ、それこそ身を削ってでも赤ちゃんに栄養を与えることになります。その結果、産後はある意味では栄養失調の状態、そして元気を使い果たした状態ということができます。
　そして誰もが母乳で赤ちゃんを育てたいと考えているのではないでしょうか。母乳もただ牛乳を飲めば出るというものではありません。やはり栄養が十分に補給され、さらにお母さんの体が母乳をつくりだすだけの回復をしていなければ、内容のしっかりした母乳を出すことはできません。

　産後は十分に休養をとり、体力を回復させることに努めなければなりません。
　先日、NHK{あさいち」で、子供を叱ってしまう、怒ってしまうという場合があることが報告されていました。これは、体力と気力の回復が遅れ、体と心のバランスが崩れているため、体と心に余裕がない状態がイライラや怒りという形で表れたと考えることができます。

　先ずあらためて休養が足りているか、体力が元に戻っているかを見直すことが大切だと思います。そして一人で考えずに、まずご家族と話し合ってみることが必要かなと思います。