「環境ビジネスの仕組み化」に挑む社長のブログ  ~将来世代からの「ありがとう」のために~

「環境に配慮したビジネスの仕組みを創る」それが当たり前の世の中にしたい。 100年後も豊かに暮らせるように…

「ゴミ・ゼロ」が世界で議論。廃棄物処理ビジネスはどうなる?

2011-02-24 12:15:13 | Weblog
環境省のHPに掲題の会議結果が公表されました。
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=13491

国際的にも「ゼロ・ウェイスト(ゴミ・ゼロ)」が提唱され、
そのための国際協力に関する枠組みが議論され、実現していく
ようです。

まさに「あるべき姿」ですが、極端な話、それが実現すれば
廃棄物処理ビジネスはなくなってしまいそうですね。

ちなみに、この実現に必要なものとして
1) 資金
2) 政策・制度の枠組み
3) 知識(技術)や経験の共有

が課題として掲げられています。

特に2)や3)は、
度重なる法改正と不法投棄との戦いの歴史、
市民や企業を巻き込んだリサイクルへの取り組みなど、
日本が何十年もかけて培ってきた社会の仕組みと企業や
人材のノウハウがもたらした成果でもあり、日本の財産
だと思います。

公的なセクターが仕切るべき要素もありますが、民間参入
への期待も大きくなっているようにて、ここにビジネス
チャンスもあるといえそうです。

一見、「ゴミ・ゼロ」で廃棄物リサイクル分野のビジネス
チャンスが消える話に見えますが、

こうした「仕組み」や「ノウハウ・経験」の価値を利用
すれば、日本の廃棄物リサイクル産業が世界にビジネス
チャンスを拡大する可能性ががますます広がってきて
いるのだと思います。