MilanoからLondon、東京に移り住みましたが、変わらず日常生活を書き記そうかと。。
ミラノ通信 - 我が為すことは、我のみぞ知る



なんだろう、清々しく、小気味よく終わったこの感じ…。

久々に良いドラマだった。

当然、先週終わってから、Yahoo上に色んな人の好評が載っていることなどは目に付くので見てしまったりしているけど、それでもこのドラマだけは最後、しっかり観ておかないとって思ったのよね。観ておかないと損をしそうと思った程、である。


人間、あの4人程、大人になってから、色々と「ホコリ」のようなものが出てきたり、キャラ立ちしている訳じゃないから、感情移入をしにくい部分があるのかな、と思いきゃ、性別に関係なく、この4人の誰かに自分を投影していたのかしら…。ドラマの世界観と思いきや、何かしら普通の事が普通に描かれていたと思うな。勿論、ドラマなんだけどさ。


別に世の中の人、全員が清廉潔白である必然性なんてないとは思うけど、それでも尚、人には嘘をつくなと最後まで言い通す、この4人を追い詰めるマスゴミとか、何故聞きに来たのか分からない軽井沢大賀ホールの聴衆…。4人と前述の対比は最終話で如実に描かれていた。4人と反対の、そっちの世界の方が多分世間一般に近いんだろうけど?、そっちの世界では嫌だと思う人が多分このドラマを観続けたんだろうと思う。正直、設定が若干雑だったので、お金を払ってあの軽井沢のホールに聴衆が集まっているのか、ただザワつきたいからあの場にあれ程聴衆が集まったのか、分からなかったままだけど、帰る聴衆、空き缶を投げる聴衆は、きっとネットの上でワチャワチャ言っているだけの人=ノイジーマイノリティを想定して書いたのかな?と推察してみた。そもそもそんな人たちが、あのホールに来るのか、それはかなり微妙だとは思うけどさ。。。


でも、拍手によりその共感性を彼ら4人に示す人も多々いるように描かれていた訳で。


その部分が上述のそっちの世界では嫌だと思う人だったんだろうな、と。すずめちゃんが途中で、1人でも共感してくれたら、、、と言っていたが、世の中そんなに世知辛くないと言う事を示したようだ。リアルな場ではノイジーマイノリティの様な人はこのドラマのようにそうそう出て来ないとは思うけど、逆にポジティブに捉える人はあの拍手の様な声援を送る。

 

そう言う事がないと、世の中辛すぎるしね...。

 

色んなサイトに書かれていたけど、伏線を張ってた部分を軒並み拾っていた。こう言うのも良かったなぁ、と思えた部分なんだと思う。ドラクエの音楽が鳴った瞬間に立ち上がった中学生は、ショッピングモールで反応した中学生だと言うことを言いたいんだろうし、For Saleと書かれた別荘を出て行く瞬間に走っていたリスもやっぱり伏線があったんだな、と。まぁ、数え上げたらキリがないんだろうけど、兎に角そう言うのをちゃんと拾ったところを、うちの奥さんも感じていたみたいで、TVerを一緒に観て、それを指摘していた。そのsceneのことは知っていたけど、知らなくても普通に気付くよね、ああ言うSceneは。それがこのドラマの良さだったのかな。


 

林檎さん、いと素晴らし。熱海の街へのドライブのところで、歌われるSceneはとっても良かったですなぁ。

また、みぞみぞしたいけど、このドラマは続編を作ると多分ダメだろうね…。
これで終わるから良い。
◯◯ロス、的な感情が一切残らなかった。

観切った感。 
いや、達成感、かな。 

感謝。 



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