学生達との関西建築研修は、今回で2回目である。昨年も同時期に挙行されたのだが、その時はまだpenkou師とお会いしていなかった。
今回、研修に参加した学生達は、今年3月にpenkou師に直接プレゼンの授業を見て頂いた面々である。自分で言うのもなんだが専門学生で彼らよりモダニズム建築を知っているクラスは無いと思う。1年前、1学年上の学生達と来た時は、この「大阪中央郵便局」の目の前にある乾久美子氏のルイ・ヴィトンに皆シャッターを切っていた。ところが、今年は郵便局を見つけるや「DOCOMOMOだ！、DOCOMOMOだ！」と声を上げていた。自分もそうだったのだが…。
自主研修先に「京都会館」や「国立京都国際会館」を選ぶ者もいたし、「聴竹居」は全員で訪れた。penkou師から直接御指導頂く機会に恵まれ、また建築史の一時期を意識して学ぶきっかけも頂き、彼らも自分もとても幸せだと思う。
自主研修の行われた2日目は、残念なことに雨であった。雨の大阪中央郵便局もなかなか風情がある。戦争間近1939年に建てられ、外壁は暗い色のタイルが貼られているが、それが雨の中で武骨さ、渋さを醸し出していた。
装飾を排除したデザインというが、しかし端部の階段室を開放的に見せる格子状のサッシなどを見ると、モダニズム建築の美を感じることが出来る。厳格さと美しさを兼ね備えた良い建築である。
「大阪中央郵便局」
設計者：吉田鉄郎 竣工：1939年 大阪市北区梅田3-2-4
DOCOMOMO JAPAN 100選 選定建築（当ブログ12件目）
今回、研修に参加した学生達は、今年3月にpenkou師に直接プレゼンの授業を見て頂いた面々である。自分で言うのもなんだが専門学生で彼らよりモダニズム建築を知っているクラスは無いと思う。1年前、1学年上の学生達と来た時は、この「大阪中央郵便局」の目の前にある乾久美子氏のルイ・ヴィトンに皆シャッターを切っていた。ところが、今年は郵便局を見つけるや「DOCOMOMOだ！、DOCOMOMOだ！」と声を上げていた。自分もそうだったのだが…。
自主研修先に「京都会館」や「国立京都国際会館」を選ぶ者もいたし、「聴竹居」は全員で訪れた。penkou師から直接御指導頂く機会に恵まれ、また建築史の一時期を意識して学ぶきっかけも頂き、彼らも自分もとても幸せだと思う。
自主研修の行われた2日目は、残念なことに雨であった。雨の大阪中央郵便局もなかなか風情がある。戦争間近1939年に建てられ、外壁は暗い色のタイルが貼られているが、それが雨の中で武骨さ、渋さを醸し出していた。
装飾を排除したデザインというが、しかし端部の階段室を開放的に見せる格子状のサッシなどを見ると、モダニズム建築の美を感じることが出来る。厳格さと美しさを兼ね備えた良い建築である。
「大阪中央郵便局」
設計者：吉田鉄郎 竣工：1939年 大阪市北区梅田3-2-4
DOCOMOMO JAPAN 100選 選定建築（当ブログ12件目）
雨のせいか室内の照明がついている様子がわかり、なんとなく生き生きと使われているような気がしてきてホッとします。
これを壊してしまうといっているのですよね！うーん！
ところであまりDOCOMOMOって言われると、うれしい反面何か責任を感じてしまいます。新しい建築と一緒にみて、都市のあり方を考察してください、ネ。学生の皆様へ・・・・
この建築は残してほしいですね。他にも関西には価値ある建築が山盛りでした。