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モダニズムだけじゃない建築ブログ

晴れてUP

2008年07月05日 12時36分22秒 | DOCOMOMO
 今から2年前、関西建築研修に向かう「学生達の為に」と、penkou師匠や竹中工務店のM様に段取りして頂き「聴竹居」の見学をさせて頂いた。間借りされていたデザイナーの先生に詳しい説明をして頂き、大変勉強になった。
 しかし、内部写真の撮影と、外部写真のHPへの掲載は不可とのことで、この写真も(実は卒業生のIさんから頂いた写真だが。自分は引率の業務で写真を撮る暇が無かったのである。)お蔵入り状態であったのだが、状況の変化により、今回やっと日の目を見た。

 聴竹居の素晴しいディテールは、完璧な図集「『聴竹居』実測図集」で見ることが出来る。今年も3年生によるpenkou師匠へのプレゼン「DOCOMOMO建築リニューアル案提示」の課題が始まった。聴竹居を候補に挙げている学生もいて、どのようなアイディアが飛び出すか、今から本当に楽しみである。昨年はY君がチャレンジした。彼の案の核は「広く地域の人々に開放し、長く愛される建築」というものであった。
 
 環境工学の実験住宅にして、和風、モダンと様々な顔を持つ聴竹居。末永く人々に愛される建築であってほしい。

「聴竹居」
設計者:藤井厚二 竣工:1928年 京都府乙訓郡大山崎町谷田
DOCOMOMO JAPAN選定建築(当ブログ22件目)


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4 コメント

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トライする!大胆だが楽しみ (penkou)
2008-07-06 13:05:59
moroさん
聴竹居にトライするとはねえ!大胆な(笑)なんていうと学生さんがビビッてしまうかもしれませんが、楽しみでもあります。
未確認情報?「チルチンびと」い松隈章さんが書いたとか書かないとか?
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私も楽しみなのです。 (moro)
2008-07-06 22:26:13
現在皆、図面集めに奔走しているところです(笑)。この、探すというところから既に勉強が始まっています。さて、どんな作品ができるでしょう。
松隈様からのご連絡を私も頂きました。ブログ記事は拝読したのですが…。
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聴竹居いいですね。 (isamu)
2008-07-07 07:48:00
施工管理の試験の件、コメントありがとうございました。

対策本によると、「最低でも3億円規模の工事のつもりで解答する事」なんて書いてありますが、ゼネコン勤務の無い私は、4000万以上の工事は経験ないのでどうしましょう。まあいろいろと情報収集してみます。

そろそろまた新しい建築を見たくなりました。旅行したいです。
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私も長野に行きたい! (moro)
2008-07-08 17:22:49
 「軽井沢の山荘・森の中の家」を私も見てみたいです。とても羨ましい。DOCOMOMO建築をリニューアルするという課題では今年もこの建築を選んだ学生がおります。
 isamuさんの設計なさる建築には、今まで見てこられた建築のエッセンスが入っていて、とても上品で私は大好きです。isamuさんは「建築家」と名乗るべき人だと思います。
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