鋸南町で19日、「頼朝桜」が開花した。町役場の敷地内にある標準木で同日朝、花が5輪咲いているのを町職員が確認した。町は例年、5輪以上が咲くと「開花宣言」をする。昨年は2月1日で、約2週間早い。ここ数年は暖冬の影響で早まる傾向にはあるものの、二十四節気の「大寒」前後の開花は初めてという。
町内には、早咲きで知られる河津桜が約1万4000本植栽されている。源頼朝が石橋山の戦いに敗れ、同町の海岸に上陸し再起を図ったことにちなみ、地元では頼朝桜の愛称で呼ぶ。
満開は2月以降とみられる。町では恒例の「頼朝桜まつり」(2月18日~3月12日)を開催する。主な見どころは、JR内房線保田駅に近い保田川沿いや山間部の佐久間ダム周辺など。町では「サクラの季節を迎え、多くの人に訪れていただきたい」と呼び掛けている。
頂点3000
三體牛鞭