コラボの広場

ワークススタジオに参加している建築作家、林産地、工房の仲間が集う場ができました。幅広い人たちの個性を感じてください。

最近の作品で応用した先人の知恵(中島謙一郎・玖子)

2007年11月30日 | 建築作家

『 花折釘 』
 Yさんの住家では、お茶をされている関係もあると思いますが、
床柱の花釘・掛け軸など季節を室内に取り入れて楽しんでおられます。
 何もなかった時代には野の花を1輪飾る事で「おもてなし」の心や
季節を楽しむ心が大切にされていました。
 建築的に飾らなくてもちょっとしたスペースにそっと生けられた季節の花は
心和ごみ、ほっとさせてくれるものになります。

コラボの広場再開です!

2007年11月30日 | WORKS STUDIO
長らくお休みさせていただいていました、KJワークスの安本です。
ようやく今日から「コラボの広場」の再開です!
建築っていろいろと先人たちの技術や技に学ぶ事も多いと思いますが、
建築作家の方が参考にされた事のあることってどんな事があるのでしょうね。
ちょっと聞いてみました。

芸術の秋、お勧めの美術館は・・・(中島謙一郎・玖子)

2007年11月14日 | 建築作家

  『 八幡市立松花堂庭園・美術館 』
松花堂庭園内にある「草庵茶室・松花堂」は江戸時代初期、真言宗の僧侶であり
また、書道・絵画・茶の湯・和歌など優れた作品を遺された文化人の松花堂昭乗が
晩年に築きました。 
その建物は、茅葺 宝形造 二畳の茶室に土間 水屋 仏壇 床が設けられ住居性も
併せ持った茶室として珍しい建物です。
 
「草庵茶室・松花堂」は京都府の文化財に指定されているため
残念ながら写真撮影は出来ませんでした。園内には他に茶室が3つあり、松隠・竹隠・梅隠と
呼ばれております。この写真は庭園内にある小間と広間を有する茶室の一つ「松隠(閑雲軒)」です。
竹薮に包まれた露地に水琴窟の音がかすかに聞こえ 心を和ましてくれました。
一般でも使用することが出来るようで、見学に訪れた時は学生茶席の催しをされていました。





芸術の秋、お勧めの美術館は・・・(井上昌彦)

2007年11月13日 | 建築作家


空間の美術館「大徳寺」(京都)
様々な空間を常時展示しているという意味では美術館だといえる「大徳
寺」をお勧めします。
特に秋は特別拝観をしている塔頭や紅葉が美しい。
信長の墓も見ることが出来ます。
写真の庭は龍源院の東滴壺という壺庭です。日本最小らしいのですが、
方丈前の大きな庭よりも存在感がありました。
大徳寺境内の塔頭にはそれぞれ複数の庭がありますので総数はかなりの
量かと思います。
庭以外にもお茶室や方丈などの建物、境内の通路など見るところは盛り
だくさんです。
是非訪れてみたください。
もう一方の写真は今宮神社へ抜ける陰影が深い木陰通路です。





秋のモードは・・・

2007年11月12日 | WORKS STUDIO

現在名古屋では、新築工事が多いと聞きますが、トヨタ効果でしょうか。
そんな中スパイラルタワーズというかなり面白い形のビルが建築中です。
中には、あのモード学園が入るようで、さすがデザインを勉強する専門学校が入るだけあって外観も奇抜です!ここには美術館は入らないようですが、美術の秋、WORKSSTUDIOの建築作家はどんな、美術館はお好みでしょうか?
聞いてみたいと思います。

今月の写真(岩手県森林組合連合会)

2007年11月08日 | 林産地




先日、お送りした大慈寺のモミの木を製材した写真です。
大黒柱(芯持ち)の中芯を抜いたものです。
この様にしておけば、大きな割れも少なく、乾燥も早くなります。
モミ(ファー)の木は写真でもおわかりの通り、赤松に近い肌の白い木です、木目は唐松に近いですかね…。
ドイツではモミの木は建築材(SPF材)として使われており、水に強いとされております。(ほんとうかなぁ…?)
次回は側から出た天板の写真をお送り致します。