大変投稿が滞ってしまいましたが、久々の米経済関連の投稿。。。
-----------
バフェット氏は米住宅市場について、価格の低下に伴い安定感が出てきたとする一方、貯蓄率の上昇により、個人消費の急回復は望みにくいという。
実際、過去数年間の米個人消費を支えていたホームエクイティローンの引き出しは完全に底をつくだけでなく、住宅価格の下落が続き、マイナスのエクイティに苦しむ世帯が増える中で、急速な回復はなかなか見込みにくいのが現実ではないか。急落が止まったことは、大きな安心材料とはなっているが、L字型でとどまるリスクは依然多分にあろう。
5/7に延期されたストレステストの結果発表では、シティの要増資額は1兆円程度と報道されているが、一部に見られているより厳しい数字よりもかなり甘い感があるレベルであり、玉虫色の解決策が、日本の二の舞に繋がるリスクは、より高まっているかもしれない。
○Buffett on Housing and Consumer Spending
http://www.calculatedriskblog.com/2009/05/buffett-on-housing-and-consumer.html
"We see something close to stability at these much-reduced prices in the medium to lower part of the market," Buffett said.
"I think our retail businesses will not do well for some time" as U.S. consumers save more, Buffett told investors at the company's annual shareholders meeting. "I would not look for any quick rebound in retail, manufacturing and services businesses."
この記事にも書きましたが、
http://blogs.yahoo.co.jp/giantchee2/47690830.html
家の価格上昇が前提で、ホームイクイティーローンやクレジットカードを使いまくらないと、生活なりたたないってのが、そもそもおかしかったんですから。
日本と違って、元々の貯蓄も無いし、ほとんどの女性はすでに長時間、家の外で働いているし、医療費と教育費は高いし。。。
今後のアメリカ生活がどういうものになってしまうのか心配です。
ジョン・デビッドソン・ロックフェラー4世http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%A9%E3%83%BC4%E4%B8%96
・デイビッド・ロックフェラー
(シティグループ・オーナー、チェイス・マンハッタン銀行会長、エクソン・モービル・オーナー)
・ジョン・デビッドソン・ロックフェラー4世(ゴールドマンサックス・オーナー)
噂のように、アメリカを根底から支えてきたロックフェラー財閥が「お家争い」をしているとすれば・・?
単純な経済危機(金融危機)では無いことは確かです。
腹一杯の信用売り建てをしている投資家は大ピンチですね。
しかし、米国債長期金利は若干下がって引けてます。
・5月5日に3年債を350億ドル
・6日に10年債を220億ドル
・7日には30年債140億ドル
この入札に絡んだ動きが今夜から始まる筈です。
今から楽しみにしています。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003009&sid=aAI5CiYCIlnM
>しかし、米国債長期金利は若干下がって引けてます。
こういうことだったんですね。
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-37843420090505
アメリカという国は「不確定な情報」を頻繁に配信して来ます。
しかし、商業用不動産関連の損失拡大は、CDS爆弾を破裂させる起爆剤なので要注意ですね。
米BOAは340億ドルの追加資本必要-ロイター通信
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003005&sid=awd_aIvzn5TU
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-37853420090506
・5日のニューヨーク証券取引所のGM株は1.85ドルで引けたが、GMのリストラ策の第1段階がこの通りに動き出せば、株式の価値は0.01ドル強となる。
(GMは、新株発行が完了すれば100株を1株にまとめる株式併合を実施する方針)
・フリッツ・ヘンダーソン最高経営責任者(CEO)は、社債保有者が計画を拒否すれば、破産法の適用を申請する意向を示している。
米ニューヨーク大学のヌリエル・ルービニ教授は6日、世界的な株高傾向は弱い企業決算や経済ニュースを受けて年内に反転する公算が大きいと述べた。
今回の金融危機を予測したことで知られる同教授は、当地で開催された金融セミナーで「今はまだ弱気相場の一時的反発だ」と語った。
投資家が慎重姿勢を維持すべき理由を3点挙げ、マクロ経済の予想以上の悪化、予想を下回る決算、銀行セクターや新興市場の危機をめぐる一段の悪材料が見込まれることを指摘した。
「まもなく多くの金融ショックが出現する」とし「金融市場が回復する一方、われわれは向こう数四半期にマイナスのサプライズに直面する。市場は先走り過ぎている」と述べた。
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT846483720090506?feedType=RSS&feedName=marketsNews&rpc=155
バンカメ 340億ドルの資本増強必要
シティ 50億ドルの資本増強必要
JPモルガン 資本増強必要なし
ウェルズ・ファーゴ 150億ドルの資本増強必要
ゴールドマン 資本増強必要なし
モルガン・スタンレー 資本増強必要なし
アメックス 資本増強必要なし
GMAC 115億ドルの資本増強必要
BONYメロン 資本増強必要なし
メットライフ 資本増強必要なし
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=37236
資本増強を先延ばししても、必ず後から増強しなくてはなりません。