Woodnoteな日常

京都発 小さな小さなCD制作スタジオの日々雑感です

関西の音楽大学オーケストラ・フェスティバル

2011年09月25日 | コンサート
今日はコンサートへ。
関西の音楽大学8校による合同演奏会、その第1回となるものです。
大阪音楽大学、大阪教育大学、大阪芸術大学、京都市立芸術大学、
神戸女学院大学、相愛大学、同志社女子大学、武庫川女子大学
以上8校の管弦楽、合唱によるコンサート、
単独の学校ではなかなか実現が難しい大規模な曲を演奏することにより、
芸術面・技術面の向上、アンサンブルの喜びとともに
情報交換、交流の場として企画されたものです。


会場はおなじみの京都コンサートホール

こんな演奏会場が自宅から近いのはホントにありがたいです。

開演前にはロビーコンサート、
ブラス・アンサンブルによるデュカス「ラ・ペリ」のファンファーレ、
気分が盛り上がります。


この日のプログラムは、
歌劇「ローエングリン」より(ワーグナー)*
  第3幕への前奏曲
  婚礼の合唱
交響曲第3番ハ短調「オルガン付き」(サン=サーンス)**
組曲「惑星」(ホルスト)*

指揮:秋山和慶(*)、円光寺雅彦(**)

いずれも大オーケストラの響きが堪能できます。
若い演奏者たちの力演で、華麗なオーケストラ・サウンドを楽しみました。
「惑星」全曲を生で聴く機会はなかなかないのですが、
CDで聴くのとちがって、ホルストの管弦楽法のうまさを実感できました。

アンコールはエルガーの「威風堂々」を合唱付きで。
約2時間半におよぶ長丁場のコンサートでしたが、
たっぷりオケの響きにひたった一日でした。

ちょっと長めの散歩

2011年09月24日 | 日々是好日
朝のウォーキングをすっかりサボるようになってしまっていた。
暑いの寒いの、雨が降るの花粉が飛ぶのと、
なんやかやと理屈をつけてはサボっていたのですが、
先日の健康診断の結果が少々悪かったことと、
秋晴れの快晴が続いてサボる理由がつけられなくなったことで、
数日前からウォーキングを再開。
少し体が慣れたところで、今日はちょっと長めに歩いてみました。

以下、途中のところどころ……


北白川疎水の脇に建つ「駒井家住宅」。
著名な建築家ヴォーリズの手になる洋館です。
我が母校関西学院大学や、お隣の神戸女学院大学、
アニメ「けいおん!」で有名になった豊郷小学校旧校舎群、
などなど、関西にはヴォーリズ建築がたくさんあります。
この「駒井家住宅」、たまに内部が一般公開されてます。
今日も一般公開されていて、静かな住宅地にもかかわらず、
けっこうな人が見に来ていました。


知る人ぞ知る京都の書店「ガケ書房」のユニークな外観。
車が壁に半分埋まってます。
一乗寺の「恵文社」と並んで、独自の品揃えの名物店です。
実は恵文社には行ったことがあるけどガケ書房はまだ。
こんど行ってみよう…。


北白川疎水べりのコスモス。
すっかり秋になってきました。


高野団地の一角のイチョウ並木。
ここのイチョウはなぜか他に先駆けて黄葉します。
他がまだ青々としているなか、すでにちょっと黄色くなってきています。

本日は約1時間半のウォーキング。
さすがにこのくらい歩くと、うっすら汗をかきます。
“適度な運動”ってところかな?

「夏の列島」CDジャーナル掲載

2011年09月24日 | ウッドノート・スタジオ
前記事に続いて、雑誌掲載の話です。

現在発売中の「CDジャーナル」誌10月号に
「夏の列島」が掲載されました。


評の一部を転載します。
『テーマは“夏”。
高いテクニックに支えられたアグレッシヴなアンサンブルが爽快だ。
中盤以降の新井によるアレンジも力作ぞろい。
演奏効果抜群の「島唄」、自由なリアレンジを施した武満作品など、
聴きどころ多い一枚。』

うれしい事に、★印(筆者の“イチ押しCD”)付き!

「CDジャーナル」は基本的に全ジャンル全CD掲載なのですが、
★印はそうそう付くワケではないので、よろこんでます。

サンプル盤を送ると、律儀に掲載誌をちゃんと送ってくれます。
なかなか良心的な出版社です。

ちなみに少し前にここで書いた「どうようファンタジー」のCDも
同じ号に掲載されてました。
『このアルバムなら、音楽にうるさい人でも子供と一緒に安心して聴けそうだ。』
ということでした。

「夏の列島」レコ芸掲載

2011年09月20日 | ウッドノート・スタジオ
8月にウッドノート・スタジオから発売になりました
松田 弦、新井伴典デュオによる「夏の列島」が
今日発売の「レコード芸術」誌10月号に掲載されました。


今回のアルバムは濱田滋郎、濱田三彦の両評者とも「準」の評価。
評を読むとどちらも讃辞を寄せていただいています。

濱田滋郎氏の評を若干引用します。
『アルバムのトーンは、まず第一に「楽しさ」であり、
時に加えられるボサノヴァ風なリズムなど、
ポップな趣がそれに輪をかける。
ただし、いっぽうではクラシック・ギタリストたちの為せるわざとしての
端正さ、繊細さ、品の良さも立派に保たれており、
両人の技術の高さと相まって、
けっして凡庸にも、通俗的にもならない。
とても高度なエンタテインメントのアルバムだと言えよう。』

録音については神崎一雄氏から「90~93点」をいただきました。
『2本のギターによる演奏を間近に聴く趣の録音だが、
ショリショリ、カリカリと弦のアタックを強調することなく、
胴の響きを捉えた感覚が独特だが、
自然なアコースティック感を呼ぶ。
同一楽器の溶け合いは容易に収められるが
二者の着かず離れずの音像定位を得るのは難しい。
ここでは両条件を見事に収めている。』

録音に関してもそこそこの評価をいただいたのでホッとしてます。
月評の「優秀録音」には選ばれませんでしたが、
神崎氏の評の中に
『今回筆者の手許に届いたCDは(中略)比較的録音のレヴェルが整っていた。
(中略、何枚かのCDに続いて)
松田弦と新井伴典のデュオ演奏「夏の列島」などを聴き進む段階では、
どれを選ぶか頭が痛い状況にあった。』
とあり、少なくとも候補にはあがっていたようです。

ミニマムな機材を使って、
家内制手工業のようにチマチマとCDを作ってますが、
そんな中でも評価してもらえるCDを出せていることに
ちょっとホッとしています。
でも、もっといい録音を目指して、努力していきます!

植物園でお月見コンサート

2011年09月12日 | コンサート
昨日は京都府立植物園で無料のコンサートがあるということで、
カミサンと行ってきました。

「第19回名月観賞の夕べ」というタイトルで、
植物園の中央あたりにある芝生地に特設ステージを設けて開催されます。
毎年こんなコンサートやってたんだ、知らなんだ。

夕方5時でいったん閉園され、午後6時からコンサートの入場者を入れます。
6時少し前に行ったのですが、すでにかなりの列。
それでも会場が広いので、わりと前のほうに陣取り、芝生の上に座り込みます。

昼間は雲も多かったのですが、夕方には快晴になり、絶好の月見日和、
写真はコンサートがはじまってしばらくして撮ったもの。
ステージ後ろの木の上から月が昇ってきました。

その後、ステージが進むにつれ、ステージをまっすぐ見下ろすように
曇りない冴え冴えした月が昇っていきます。

明徳高校ダンス部のヒッピホップダンスや、
ノートルダム女子大のハンドベルの演奏を楽しんで、
メインは中西保志のライヴ、
ちょっとなつかし目の曲を楽しみました。

音楽と月見をいっしょに楽しめた(しかも無料で)
ちょっとお得なコンサートでした。
また来年も見つけて行こうと思います。