死んだ金魚を。。。

水槽から元気よく飛び出してしまったらしいｽﾈｰｸﾍｯﾄﾞ。
水槽から結構離れている暖房機の前で息絶えていた。
ここまで苦しんで暴れてきたなんて・・・・かわいそうに。
しかも暖房機でカサカサ…もっとはやく気づけていたらと思うと
本当にかわいそう。

そんなことを思っている目の前で私はその飼い主のとった行動に　まさにド肝をぬかれた。
網ですくい上げて何の迷いもなくトイレに流したのだ(>_<)
「もしかしてトイレに流した？」
「そうだよ。他にどうするの？」
「普通　庭に埋めるとかするでしょ？」
「そう？」
トイレに流した事実よりも彼の平然とした感覚にさらに衝撃を受けた。

子供の頃に死んでしまった生き物を土に埋めた時にに彼の父親はこう言ったそうだ・・・
「そんなことしても虫にくわれちまうぞ」と・・・・
それもまた衝撃だ。
彼はどんなふうに育ってこんなことができる大人になったんだろう
数々の疑問符が頭のなかで暴れた。

その後ネットで調べると海外では当たり前に行われていることだという。
ここは日本だ。君は日本人だ！！言いたいのをぐっとこらえる。
そして「死んだ金魚をトイレに流すな」という書籍を発見した。
すぐに買い物かごへ・・・・。
もちろん友人に押し付けるためだ。
その前に私もきちんと読んでみよう。
その中に彼の心を見つけられるかもしれない。

土に埋めて虫に食べられる方がまだいいと私は思う。
そうやって　土の中の虫が命をつなぐのだから。