アンダンテ ~私の歩幅で~

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ぴあのピア 250回

2007年12月28日 | ピアノ全般
今年1月8日から始まったテレビ番組 ぴあのピア
今日が第250回で、最終回でした。

最後に登場したのは、日本の 武満徹 さん。
独特のタケミツトーン。

武満徹さんが、何故、音楽をやるようになったのか?

時は、戦争中。
終戦のほんの2~3週間前くらい。

ある兵隊が、
「今日はお前たちに、面白いものを聞かせてやる」
と、手回しの蓄音機で、音楽を聴かせてくれたのだそうです。

それは、シャンソン。

その頃、敵性音楽は聞いてはいけないと、禁止されていたわけで。

そのシャンソンは、とても素晴らしく、武満徹さんにとって、
人生を決定づけるほど、衝撃的だったのですね。

そして、作曲家になる決意を固め、
外国の楽譜を求めて、古本屋に通う日々。

いわゆる音楽教育は受けておらず、
ほとんど独学で音楽を学び、音楽を生み出したのです。

武満徹さんの音楽には、
ジャンルも、国境も、ありません。

作曲家としての武満徹さんは、
木、森、鳥、星、雨、風・・・と、
自然との対話を好んでいたそうです。

人間としての武満徹さんは、
自然と同じくらい、人間や都会も、お好きだったようです。

デューク・エリントン、ビートルズ、サザンオールスターズ・・・
等々も、お好きだったようで…。

桑田佳祐さんが大好きで、
「あの才能が欲しい」と、よくおっしゃっていたのだとか。

およそ300年前にイタリアで生まれ、
今なお多くの人に愛されているピアノ。


その多くの人のひとりが、私。
そして、多分あなたも、ね。


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